造船BIG3の終盤受注に底力を見せるも…今年の目標達成困難に

  • LNG船の発注増加も主力船種・海洋プラント不振
  • 目標達成度:現代重・大宇造船90%台、サムスン重70%台

造船業界”BIG3″が LNG船などの相次ぐ受注ニュースで終盤で粘り強さを発揮しているが、今年の受注目標達成は難しい見通しだ。

23日、造船業界によると、現代重工業と大宇造船海洋は今年の受注目標額の90%以上を確保した。一方、サムスン重工業の場合、主力船種の発注量の減少で目標額の70%を受注するに止まった。

現代重工業(現代尾浦造船・三湖重工業を含む)は今月4100億ウォン規模の大型LNG運搬船契約を皮切りに、小型LNG運搬船・海軍護衛艦などを相次いで受注し、1兆2000億ウォンほどの仕事を確保した。

今年、現代重工業は造船部門では133億ドル(約14兆8000億ウォン)を受注し、目標額(132億ドル)を達成した。しかし、海洋プラントを含めた造船・海洋部門の全体受注額は目標値の148億ドル(16兆6000億ウォン)に満たない138億ドルに止まっている。

大宇造船海洋の場合、先月18日、オセアニア地域の海運会社から2000億ウォン規模の大型LNG運搬船1隻を受注した。今月だけでLNG運搬船4隻と新型潜水艦救助艦1隻を受注して約1兆ウォンの受注実績を上げた。

大宇造船海洋は今年45隻、65億8000万ドル(7兆4000億ウォン)相当の船舶を受注し、目標額の73億ドル(8兆2000億ウォン)の90%を超えた。大宇造船海洋が受注目標額の90%以上を達成したのは2014年以来だ。

サムスン重工業も今月LNG運搬船4隻(約8200億ウォン規模)を受注し、終盤の仕事を満たすために乗り出したが、目標達成には困難がありそうだ。サムスン重工業は今年46隻57億ドル(6兆4000億ウォン)を受注して受注目標額82億ドル(9兆2000億ウォン)の70%に止まった。

造船業界の関係者は「サムスン重工業が強いドリルシップと海洋プラントの発注が減り、ライバル会社に比べて受注が少なかった」と分析した。サムスン重工業は商船部門だけを見ると、受注額が昨年より2倍ほど増えて肯定的だと評価した。受注ポートフォリオが多様化し、来年下半期には「ターンアラウンド」が可能だろうという予測だ。

業界では世界的な造船・海運不況などの悪条件の中でも韓国造船業界が善戦したという評価も出ている。半期までは造船3社の受注実績は目標額の30~40%に止まるだろうと予想があった。以降、LNG運搬船の発注量が増加し、軍艦を中心とした政府の公共発注が続き、受注目標額に近い線まで仕事を確保することができた

海外の船主会社たちがクリスマスで本格的な年末休暇シーズンに突入し、残り1週間追加受注は期待できない見通しだ。ただし、現在の契約を論議中の船舶1〜2隻が年内に受注される可能性は残っている。造船業界の関係者は「まだ1週間が残っており、今年が終わる前まで最善を尽くす」と話した。

一方、来年度 LNG物流量増大によるLNG発注は増える見込みで、受注実績も改善されるものとみられる。政府も造船を再建に向けて金融、雇用などでの支援とともに、追加的な公共発注も予告している。

参照元:news1
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=421&aid=0003752777


こちらが記事内の造船BIG3の受注目標・実績資料となります。

 現代重工業大宇造船海洋サムスン重工業
受注目標148USD73億USD82億USD
受注額138億USD65.8億USD57億USD
達成率93.2%90.1%69.5%
受注隻数153隻45隻46隻
※もしかしたら現代重工業の受注隻数は違うかもしれません…

下記のリンク先記事のように、韓国政府が本来潰れるべき造船会社(大宇造船海洋)に資金援助し、これまた窮地に陥っている海運会社に資金を注入し、その海運会社から新しい船舶の発注をさせたり、安値受注をして売上をあげ、市場経済を壊しているという認識を日本・EUは持っていますが、そんなことは何処吹く風のような記事を…
参考 続く「造船」需給ギャップ、犯人は韓国か?中国か?それとも…ニュースイッチ 参考 市場原理を無視した韓国政府、世界の造船業に多大な損失ニュースイッチ

韓国国内でも支援を受けている造船会社(大宇造船海洋)に対する風当たりは強く、大宇造船海洋を潰して、現代重工業とサムスン重工業のBIG2にする方向になっていたのですが…そのような経営統合などの話をまったく聞かなくなりました。

現代重工業とサムスン重工業にとっても大宇造船海洋の存在は邪魔のはず…

2018年造船BIG3予想損益

 現代重工業大宇造船海洋サムスン重工業
売上128,81590,37254,268
営業利益▲3,3067,997▲4,119
※目標は全社売上(部門ではない)

造船業の場合、受注から引渡まで最低1年は必要なので、2018年の受注が2019年〜2020年の売上になります。2018年の売上は2016年〜2017年の受注分が反映されているのですが、それにしても政府の支援を受けた企業が黒字回復し、支援を受けず公正な競争をさせてもらえなかった企業が赤字…意味不明です。

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