「韓国経済ツートップ、来年利益15兆ウォン減少」…経済の赤信号が灯るか?

【韓国のニュース翻訳】

  • 国内証券会社19社へアンケート調査実施
  • 2019年、サムスン電子とSKハイニックスの2社の半導体部門営業利益合計15.3兆ウォン減少予想
  • 輸出単価、設備投資も減少
  • 韓国経済の輸出20%を占める半導体の景気後退による韓国経済全体への悪影響を懸念

 

サムスン電子とSKハイニックスの半導体事業部門の利益が来年度15兆ウォン以上減少するという予想が出てきた。半導体産業は、韓国の輸出の20%を占めるだけに、経済全体に危機が拡大するという予想まで出ている。

18日、アジア経済が韓国国内の証券会社19社を対象に「2019半導体価格やサムスン電子・SKハイニックス半導体部門の実績見通し」に対するアンケート調査を行った結果、2019年のサムスン電子半導体事業部門の予想売上高平均が81兆8360億ウォン、予想営業利益平均が36兆710億ウォンと集計された。これは今年の予想値である売上高89兆3720億ウォン、営業利益47兆1120億ウォンより、それぞれ7兆5360億ウォン(8.4%)、11兆410億ウォン(23.4%)それぞれ減少すると予想された。

SKハイニックスも似たような結果が出た。SKハイニックスの来年の売上高と営業利益の予想値は39兆777億ウォン17兆7792億ウォンと予想された。今年の予想値の41兆5777億ウォン22兆1204億ウォンより2兆5000億ウォン(6.0%)、4兆3412億ウォン(19.6%)それぞれ減少すると予想された。

これは来年、サムスン電子とSKハイニックスの半導体部門に対する収益性が悪化するだろうと示唆している。両社の売上高と営業利益の減少分の合計を見ると、それぞれ10兆360億ウォン、15兆3822億ウォンで、営業利益減少分がより大きい

この2年間超好況期を迎えた半導体業界は今年下半期からDRAM価格が下落し、”ピーク論”が巻き起こった。半導体市場調査機関DRAMエクスチェンジによると、DRAM固定取引価格は10月と11月、相次いでそれぞれ10.74%、1.64%下落した。全世界のDRAM市場でサムスン電子は40%半ば、SKハイニックスは30%台後半のシェアを占めるだけに、DRAM価格の下落に、業界の関心が集中した。

半導体輸出単価と関連設備投資が軒並み減少しているのも、韓国経済に否定的な要因となっている。韓国銀行経済統計システムによると、前年同期と比較した半導体製造用機械輸入量指数は5月から9月まで5ヵ月連続減少した。10月には増加傾向に転じたが、前年同月比0.6%増に止まった。ここに半導体の輸出単価も同様に下落傾向だ。DRAM半導体の輸出物価指数は、先週8月45から11月41.58に4ヵ月連続減少した。フラッシュメモリー輸出物価指数も昨年11月49.75から今年11月28.46に継続的に減少している。

問題は韓国経済で半導体が占める割合が大きいという点だ。第3四半期の韓国経済成長率は前期対比0.6%、輸出増加率は1.9%で、輸出が成長率を支える状況だ。10月現在の韓国の総輸出額で半導体が占める割合は21%にも達する

イ・ジュヨル韓国銀行総裁も18日、記者団の年末懇談会で「半導体の好況が韓国経済を導いてきたが、3〜4年後を視野にいれると不安が先に立つ」、「数年後韓国経済が遅れを取らないためには、今から未来を牽引する産業を育成するために、政府や企業が一緒に力を合わせなければならない」と話した。

しかし、価格下落にもかかわらず、全体の市場規模は拡大するというのが業界の全般的な予測だ。業界で、来年度の第3四半期以降の半導体市場が反騰するだろうと推測する背景には、5世代移動通信(5G)がある。来年3月、世界で初めて韓国で商用サービスを開始する5Gによって半導体の需要は必然的に増加するという見方からだ。

サムスン証券のファン・ミンソン研究員は「2019年第2四半期ごろからDRAM価格の下落傾向が鈍化し、下半期以降から半導体市場の反発が予想される」、「来年度の場合は、サーバー用製品とモバイル半導体が市場をリードするものとみられ、2020年からは5G用半導体に対する本格的なドライブがかかるだろう」と予想した。

参照元:アジア経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=277&aid=0004381062

韓国経済大ピンチ!と言いたいところですが、記事後半の内容から証券会社の予想では2019年第3四半期には半導体市場が回復すると見込んでいるので、韓国経済崩壊‼️ということにはならないようで…

ただ、この2社だけで韓国の輸出の21%を占めていて、来年7.7%売上の減少が見込まれているのであれば、輸出増加率も2018年(1.8%)よりも悪くなるでしょうね…

ところで、記事内で言及されていたサムスン電子とSKハイニックスの半導体部門の売上・営業利益をまとめてみました。

サムスン電子半導体部門

 2019年予想2018年予想増減
売上81兆8360億KRW89兆3720億KRW▲8.4%
営業利益36兆710億KRW47兆1120億KRW▲23.4%

SKハイニックス半導体部門

 2019年予想2018年予想増減
売上39兆777億KRW41兆5777億KRW▲6.0%
営業利益17兆7792億KRW22兆1204億KRW▲19.6%

サムスン電子・SKハイニックス半導体部門合計

 2019年予想2018年予想増減
売上120兆9137億KRW130兆9497億KRW▲7.7%
営業利益53兆8502億KRW69兆2324億KRW▲22.2%

SKハイニックスは、完全に半導体Onlyの会社なので、記事で言及されている売上・営業利益ともに会社全体の数字と考えても良いのですが、サムスン電子は、スマホ・TVなどいろいろ売っているので、半導体部門の全体に占める割合はどの程度なのか気になったので、下記リンクにある財務状況と比較してみました。

  •  売上:248兆2210億KRW(半導体部門割合:36%)
  • 営業利益:61兆9783億KRW(半導体部門割合:76%)

日本では、スマホ部門が目立っていますが、利益の大半を半導体部門が叩き出していますね….。

 

ご興味のある方はどうぞ

サムスン電子【企業基本情報】 SKハイニックス【企業基本情報】 参考 半導体市場調査機関 Dram ExchangeDRAM Exchange Dram Exchangeを見ると現在のDRAM価格は、11月からさらに下落して7usd(2.6%減)になっていました…単価が下がってしまうとなると同じ売上をだすためには、販売数を増やすしかないのですが、5Gによってどれだけ増加するのかは注目したいところ。(と同時に、中国勢がいつ頃追いつくのかも注目)

 

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