サムスン電子、第4四半期『急ブレーキ』

  • 来月8日に暫定業績の発表…今年全体では史上最高業績確実視
  • 来年上半期『床』観測…下半期の回復期待感の中の不確実性も

世界的な半導体市場のスーパー好況が終わり、第4四半期、サムスン電子の「実績新記録連続更新」に急ブレーキがかかるものとみられる。

サムスン電子 2018年第4四半期の業績

今年年間では史上最高成績が事実上確定しているが、最近、メモリー半導体価格の下落や需要の不振などによって、来年上半期までは、今年同様に”疾走”を期待する難しいというのが大方の見方だ。

24日、業界によると、サムスン電子は来月8日前後に今年4四半期の暫定業績を公示する予定だ。証券街のコンセンサスは、売上63兆8300億ウォン営業利益13兆9700億ウォンだ。

昨年同期(65兆9800億ウォン・15兆1500億ウォン)より売上は3.2%、営業利益は7.6%減少することになり、四半期営業利益が14兆ウォンを下回るのは、昨年第1四半期(9兆9千億ウォン)以来7四半期ぶりだ。

史上最高の成績となった前四半期(17兆5700億ウォン)と比較すると、営業利益の減少率は20.5%に達する。

特に、最近の実績展望報告書を発刊した証券各社は、ほとんど第4四半期の営業利益を13兆ウォン台前半と提示しており、業界の一部では13兆ウォンを下回り、「アーニングショック」を記録するだろうという悲観論も出ている。
注:アーニングショックとは、”earnings surpirse”の韓国的な表現。市場が予想していなかった決算情報などを企業が発表した場合の株価の反応を示す表現。

しかし、今年全体の売上と営業利益はそれぞれ248兆3千300億ウォン62兆600億ウォン前後と予想され、昨年立てた新記録(239兆5千800億ウォン、53兆6千500億ウォン)を軽く更新するものと予想された。

サムスン電子各部門の業績

サムスン電子の実績上昇の勢いが減速するだろうと予想する最大の根拠はやはりメモリー半導体市場に落ちた”暗雲”だ。

最近、2年あまりにわたって続いた長期スーパー好況が終わり、最近、DRAMやNANDフラッシュメモリーの価格が軒並み急落傾向を見せているほか、主要取引先も在庫管理に乗り出し、需要まで減っているからだ。

これを受け、証券会社は今年第4四半期の半導体部門の営業利益が昨年第3四半期以降初めて10兆ウォンに及ばず、着実に50%を上回っていた半導体部門の営業利益率も40%台に落ち込むものと予想した。

さらに、スマートフォンなどモバイル事業部門の不振が続く中、最大1兆ウォンに達するものと推定される年末特別ボーナス費用が業績に少なからぬプレッシャーとして作用するという指摘も出ている。

ただ、ディスプレー(DP)と消費者家電(CE)部門はプレミアム製品群が販売好調のため、概ね成功するだろうと予想された。

サムスン電子来年の見通し

問題は来年も上半期までは実績回復が難しいという点だ。証券街の来年第1・第2四半期の営業利益の予想値平均は、それぞれ12兆3600億ウォンと12兆400億ウォンだ。

しかし、来年下半期からは半導体市場の在庫調整が終わるものと予想され、サムスン電子の業績は、上半期に底を打った後、再び”上昇気流”に乗るという楽観論が出ている。

ただし、米中貿易戦争と国際金融市場の急激な変動、中国の大規模な半導体投資など、不確実性が依然として残っているため、世界の半導体市況だけでサムスン電子の実績を判断するには限界があるように見える。

サムスン証券も最近の報告書で、サムスン電子の実績の伸び悩みについて「構造的な長期の下落というより、短期的な在庫調整の可能性が高い」と診断し、「景気減速や米中貿易紛争、長期化など、不確実性が依然として残っている」と指摘した。

参照元:聯合ニュース
https://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=001&aid=0010542304&date=20181224&type=1&rankingSeq=3&rankingSectionId=101


半導体の値が下がっており、サムスン電子もSKハイニックスも業績に陰りが…というニュースは以前からありましたし、当サイトでも記事を紹介したことがあります。

「韓国経済ツートップ、来年利益15兆ウォン減少」…経済の赤信号が灯るか?

 

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サムスン電子【企業基本情報】

 

スマートフォンなどモバイル事業部門の不振が続く

出荷台数の減少やシェアの減少のニュースを目にしていたので、モバイル部門の売上が減少するだろうな〜と思っていたのですが、韓国国内でも同じ認識なのだと実感。

参考 第2四半期の世界スマホ出荷台数、アップルが3位に転落cnet

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