韓国、8月の輸出が前年比13.6%減少で9カ月連続マイナス

8月の輸出は前年比13.6%↓…9ヶ月目下り坂

輸出442億ドル、前年比13.6%↓…単価下落で半導体-30.7%、石油化学-19.2%主力製品の不振

先月の輸出が9カ月連続減少した。米中貿易紛争への輸出環境が悪化した中で「輸出支え」だった半導体、石油化学輸出が振るわなかった。

1日、産業通商資源部が発表した「8月の輸出入動向」によると、先月の輸出額は442億ドルで、前年同月より13.6%減少した。同じ期間の輸入は424億8000万ドル4.2%減少した。これによる貿易収支は17億2000万ドルで91カ月連続の黒字を記録した。

前年比輸出増加率は9ヶ月連続で減少した。昨年12月に(-1.7%)マイナスに転換した後、今年に入っても△1月に(-6.2%)△2月に(-11.3%)△3月に(-8.4%)△4月(-2.1%)△5月に(-9.8%)△6月に(-13.8%)△7月に(-11%)などの減少の流れを継続した。これは、2015年1月から2016年7月まで19カ月連続の輸出が減少した後、最長期間減少だ。

産業通商資源部は、米中貿易紛争激化など対外環境の悪化を8月の輸出不振の原因に挙げた。これに、昨年8月に半導体、石油化学輸出がそれぞれ歴代3位、2位を記録するなど好調を見せたことによる反動と、操業が0.5減少も輸出減少に寄与したと見た。

特に輸出量は例年の水準を維持したが、輸出単価が下落し、輸出全体不振を導いた。先月の輸出量は前年比0.1%増加した。 7月に(2.8%)に次いで2カ月連続上昇している。 1〜8月の累積輸出量も0.7%増加した。

品目別にみると、半導体(-30.7%)、石油化学(-19.2%)、石油製品(-14.1%)などの輸出が振るわなかった。しかし、自動車(4.6%)、船舶(168.6%)など主力品目と二次電池(3.6%)、水産食品(5.7%)、化粧品(1.1%)などの新輸出動力品目好調は続いた。自動車の輸出は5カ月連続で増加した。2017年6月以降初めてのことだ。

地域別では、主力市場である中国(-21.3%)、アメリカ(-6.7%)を含め、EU(-11.5%)、中南米(-18.3%)への輸出が減少した。日本への輸出額も22億6000万ドルで、前年比6.2%減少した。一方、ASEAN(1.9%)、独立国家共同体(CIS・8.8%)などの新南方・新北方地域への輸出は増加した。
※新南方:ASEAN地域のこと、新北方:CIS地域のことをそれぞれこのように呼んでいます。

Money Today
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=008&aid=0004271163


9月1日の新聞記事をいまさらご紹介。個人的なことですが、8月30日に身内に不幸があり…省略

通商産業資源部が発表した”2019年8月の輸出入動向”からの記事でした。
参考 2019년 8월 수출입 동향産業通商資源部

レポートから重要部分だけご紹介。

 

輸出入概要

クリックすると拡大します(以下の画像同じ)

輸出額が大きく減少している割に、輸入額の減少がそれほどでもないのが気になるところ。なぜなら、結果的に貿易収支が悪化するから。

こちらは韓国の月間輸出入額推移グラフになりますが、今年は2016年よりも輸出は多いのがわかりますが、同時に、輸入の方は2016年とは比較にならないほど多く、輸出入の差(貿易収支)が狭くなっているのが目に見えてわかります。

こちらが貿易収支推移グラフ。貿易収支は、2010年よりも悪くなる可能性も

 

特に輸出量は例年の水準を維持したが、輸出単価が下落し、輸出全体不振を導いた。先月の輸出量は前年比0.1%増加した。 7月に(2.8%)に次いで2カ月連続上昇している。 1〜8月の累積輸出量も0.7%増加した。

記事内でこのような内容がありましたが、こちらの表は、韓国”輸出量”前年同月増減率グラフになります。輸出量は例年とほぼ同じか少し多いが”輸出単価”が下落したので、輸出額が減少したということです。

輸出量の前年同月増減率

輸出額の前年同月増減率

 

品目別の輸出額

2017年・2018年の輸出額増加具合をグラフでご覧に入れましたので、半導体前年比30%減少と言われても、「韓国経済終わった」とか語るのはちょっとおかしいというのがご理解いただけるのではないかと…

 

個人的に、気になり始めたのがディスプレイに占めるOLEDの割合が50%を超えることが多くなったことで、来年あたり完全にディスプレイ輸出に占めるOLEDの割合が多くなるのは、LGディスプレイ・サムスンディスプレイの動きを見ると確実と言ったところでしょう。なお、輸出割合が多くなるというだけで、輸出額が増えるとは言っておりません。。。

あとは、世界的に自動車不況と言われているくらい自動車業界の環境が悪くなっているのに、自動車の輸出を増やしているのは立派と言えます。現代自動車・起亜自動車の貢献度は大きいですね。

 

国別の輸出額

やはり、中国アメリカへの輸出が増えないことには、前年比マイナス行進は続いていくことでしょう。

レポート内で日本への輸出について以下のように言及しています。

(日本:△6.2%)①石油製品(韓国製ガソリン製品の価格競争力の弱体化と若年層車所有忌避現象)、②石油化学(化学製品の統合縮小と構造調整進行に伴う輸入需要の減少)、③自動車部品(日本の完成車企業の生産減)、④無線通信機器(日本の政府低価格スマートフォン支援策があるため、高価格帯スマホ需要の減少)などの不振で輸出の減少
*日本の輸出額/増減率(億ドル、%):(’18.8)24.1(14.4)→(’19.8)22.6(△6.2)
*8.1〜25日輸出額/増減率(億ドル、%):(石油製品)2.6(△27.1)、(石油化学)

0.9(△39.6)、(車部品)0.4(△8.7)、(無線通信)0.2(△30.1)

2018年8月の対日輸出前年同月比が14.4%増加で、2019年8月は6.2%減少。

 

国別の輸入額

輸出・輸入ともに対日本は前年比でマイナスになっていますが、今年に入ってからの数字をご覧いただければ、輸出管理強化・日韓関係悪化とは関係ないところで、前年比マイナスになっているということはご理解いただけると思います。

個人的な意見ですが、韓国の輸出前年同月比のマイナス更新は今年いっぱい続くのではないかと思うようになりました。もともと10月頃には回復するかなと思っていましたが、このところの輸出額の不振を見ると昨年10月・11月頃の輸出額を超えるのはムリではないかと…

なお、参考までに過去の輸出入推移・貿易収支はこちらのページでご確認いただけます。
【韓国経済指標】輸出入額推移・貿易収支推移(年間・月間)

 


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