頭が痛い日本の石炭灰代替問題..解決へ向けて大討論会開催

頭が痛い日本石炭灰…大討論会開催

  • 政治家・市民・業者・役人が一堂に会し、膝を突き合せる
  • 日本の石炭灰の使用禁止を明言したイ·ジェミョン道知事も出席

セメント製造の必須原料である石炭灰の日本からの輸入分をどのように代替するかについて関係者が一堂に会して解決策を議論する。ソル・フン共に民主党議員室は「日本石炭灰などの輸入をどのように解決すべきか?」大討論会を29日に開くと26日明らかにした。

ソル議員室、京畿道、環境財団微細粉塵センターが共同で主催・主管するこのシンポジウムでは、ソル・フン共に民主党議員、イ・ジェミョン京畿道知事、環境活動家チェ・ビョンソン牧師、イ・チェウン環境省資源循環政策課長、イム・ヤンソン京畿道資源循環課長、イ・チャンギ韓国セメント協会副会長などが参加する。

 

関係当事者が集まり石炭灰問題解決なるか?

今回の討論会では、日本産の石炭灰に関する企業、市民団体、政府、政界など官民政の各当事者が一堂に集まる。このような理由から、セメント業界は、日本産石炭灰の代替に関する解決策が打ち出せるかどうか期待している。

セメント業界関係者は「日本産石炭灰の代わりに国産石炭灰を活用することに業界が決めただけに、政府も具体的なフォローアップを出すとみられるが、討論会を通じて具体的な方策が議論されるか注目している」と述べた。

ソル・フン議員室関係者も「石炭灰、廃バッテリー、廃タイヤ、廃プラスチック、汚泥などの国内輸入量が、10年前に比べて、少なくとも4.5倍以上に増加したが、このうち62.4%が日本から来た廃資源」とし「国民の安全不感症解消のために石炭灰廃棄とリサイクル規制が日本に比べて緩やかなものはないか、関連制度の強化策は何なのか模索する必要がある」との討論会開催の背景を説明した。

この席には日本産石炭灰が活用されたセメント活用を禁止すると明らかにしたイ・ジェミョン京畿道知事も参加する。この知事は12日に開かれた京畿道拡大幹部会議ので「京畿道が発注して進める工事には、日本の廃棄物が使用された建築資材を使用しないでほしい」という意見を出した。

昨年、日本から韓国に輸入され、セメントの製造に使用された石炭灰は、128万トンである。セメント業界で使用された石炭灰315万トンの約41%を占める分量である。この128万トンの石炭灰をどのように国内産に代替できるかに注目が集まっている。

環境省は、発電会社で埋め立てしているフライアッシュ(飛灰)180万トン(2018年)の活用と埋立地に埋め立てられた石炭灰の中で塩分含有量が低い石炭灰の活用方案を提案した。環境省が提案したフライアッシュ180万トンの活用が可能であれば、昨年日本から輸入した石炭灰128万トンを代替することができる。

しかし、発生時期と使用時期の不一致の問題などがあり、火力発電所、セメント業界では、環境省が一緒に頭を突き合わせ、問題解決策を見つける必要がある。以前、石炭灰の代わりに使用していた粘土を使用する場合、粘土鉱山開発時の環境破壊などの問題があり、環境省の関連規制緩和が必要である。

一方、環境省は今月中に日本産石炭灰安全管理の強化を開始する。通関時四半期に1回実施した放射線簡易測定と結果の提出を随時に変更した。また、通関時ごとに重金属成分検査も直接実施する。通関後、石炭灰の輸入業者の事後管理も四半期に1回から月に1回強化される。

news1
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=421&aid=0004162117


韓国国内でセメント材料に使用する石炭灰が100%日本から輸入した石炭灰ではなく、使用する石炭灰の”41%”が輸入したもので、その輸入したものは100%日本からの石炭灰ということがこの記事で理解できました。一応、自国で発生した石炭灰も使用しているようです。

この記事を読むまでてっきり韓国のセメント業界で使用する石炭灰が100%日本のものと思っておりました…

どちらにしても大きな割合を占める日本産の石炭灰の代替品をどうするか?という問題は解決すべき問題ということで、こちらも調べられることを調べてみました。

まず、石炭灰は石炭から排出されるものなので、石炭消費量を知る必要があります。日本と韓国の石炭消費量ですが、BP Statistical Review of World Energy 2019(PDF) によると

日本 117.5 million TOE (2018) 119.9 million TOE (2017)
韓国 88.2 million TOE (2018) 86.2 million TOE (2017)

の石炭を消費しており、韓国は日本の71.8%〜75.1%程度の消費をしていることがわかります。

 

次に、石炭から産出される石炭灰の生産量ですが、日本だけはわかりました。石炭エネルギーセンターで見つけた資料(PDF)では、

12,798千トン(H29年度実績)

生産しているそうで、石炭消費量の10%〜14%が石炭灰として取れるそうです。そのため、石炭消費量の割合から考えると韓国は

約9,200千トン〜9,600千トン(推定)

程度の石炭灰を生産している可能性が高いです。

そこで、石炭灰の用途ですが、日本の場合は、生産した石炭灰の99%有効利用しており、輸出分も含めて約70%がセメントとして利用されているそうです。

石炭灰全体: 12,798千トン
セメント用: 8,856千トン(輸出1,455千トン含む)
韓国への輸出: 1,285千トン

韓国の石炭灰推定生産量9,600千トンのうち、少なくとも4,000千トン〜7700千トンはそれ以外に使用される石炭灰があると思われ、そのうち1,285千トン分をセメント生産のために使えば良いだけでは?と思うのですが、”発生時期と使用時期の不一致の問題などがあり”という問題があるようで、話はそう簡単ではないみたいですが、結局、保管する倉庫でも用意しておけば問題ないではないかと思うのは私の素人考えなのでしょうか。。。石炭消費国上位5位に入る韓国が石炭灰の輸入をしなければならないこと自体が日本のデータを見る限りいまいちわからない。

 

理由はよくわかりませんが、日本のデータから推測すると間違いなくセメント材料に使う石炭灰を自国でできる石炭灰で賄えるポテンシャルはあるはずですから、がんばって自国で賄ってください。

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