韓国家計負債1556兆突破も減速傾向

家計の借金、1556兆突破…増加率2004年水準に’減速’

  • 第2四半期の家計負債は、販売信用など家計信用残高1556.1兆
  • 前期比16.2兆増加、第1四半期より増加幅拡大
  • 前年同期比の伸び率は4.3%、14年9ヶ月ぶりに最低
  • まだ所得増加率より速く…銀行増加は相変わらず

今年第2四半期、韓国の家計負債が「史上最大」の規模である1556兆ウォンを突破した。しかし、増加率は4%台に低下し、2004年の水準に戻った。政府の規制強化で第2金融圏などを中心に家計融資急増に歯止めがかかった影響である。

韓国銀行が22日に発表した「2019年第2四半期中の家計信用(暫定)」によると、金融業界の家計融資のカード会社とデパートなどの販売信用残高を加えた家計信用残高は1556兆1000億ウォンで、前四半期末より16兆2000億ウォン(1.1%)増加した。政府の規制と不動産市場のオフシーズンなど季節要因で家計借金が急減した前四半期(3兆2000億ウォン)より増加幅が拡大したものの、昨年第2四半期(24兆1000億ウォン)に比べて大幅に縮小した。

1年前より63兆7000億ウォン増えた。これは62兆8000億ウォン増加した2014年第3四半期以降、4年9ヶ月ぶりに最も少ない増加幅だ。前年同期比増加率も4.3%と、2016年第4四半期以降、10四半期連続鈍化し、2004年第3四半期(4.1%)以来14年9ヶ月ぶりの低水準を示した。

不動産市場の好況で家計負債が急増していた2015年第3四半期(10.3%)から2017年第2四半期(10.4%)まで四半期ごとに10〜11%増加したのとは対照的だ。

特に前年同期比増加率4.3%は、今年の金融当局が家計負債管理目標として提示した5%台の伸び率を下回る水準でもある。ソ・ユジョン韓国銀行金融統計チーム長は「昨年下半期政府のDSR規制などの対策が開始され、増加傾向が鈍化した側面があり、全体的に負債自体が増えているため、需要もやや鈍化した側面もある」と述べた。

ただし、純処分可能所得増加率(3.6%)と比較するとまだ増加速度が速いレベルと評価された。

家計信用の大部分である家計融資は前四半期より15兆4000億ウォン(1.1%)増の1467兆1000億ウォンと集計された。第1四半期の増加規模(5兆1000億ウォン)に比べ10兆3000億ウォン拡大したものである。アパート入居などによる集団融資とチョンセ(保証金)資金融資需要が続いた影響とみられる。

前期比増加率だけを見ると、昨年第2四半期1.6%から今年第1四半期0.4%まで低下したが、第2四半期1.1%に上がった。昨年第2四半期の増加規模(64兆5000億ウォン)に比べ6兆6000億ウォン縮小した。前年同期比増加率も4.1%と、第1四半期(4.7%)に次いで4%台を維持した。

個人向け融資が主増えたのは、預金銀行であった。住宅ローンのが前四半期比9兆ウォン増え、マイナス通帳などその他の融資が4兆3000億ウォン増加し、銀行全体の家計融資は13兆3000億ウォン増えたことが分かった。第1四半期(5兆7000億ウォン)水準はもちろん、昨年第2四半期(12兆8000億ウォン)に比べても増加の規模が大きくなった。

一方、政府の家計負債管理政策の影響を大きく受けた貯蓄銀行をはじめとする非銀行預金取扱機関の住宅担保ローンは、2兆2000億ウォン減少した。その他のローンは、2兆7000億ウォン増えたが、前年同期(3兆3000億ウォン)水準より少なかった。保険会社などのその他の金融機関等の家計融資は1兆6000億ウォン増加にとどまり、前期(3兆ウォン)、前年同期(6兆6000億ウォン)よりすべて縮小した。

販売信用残高は89兆ウォンに第1四半期には1兆9000億ウォン減少したが、第2四半期のカード会社などの与信専門機関を中心に8000億ウォン増えた。 3〜6月に春の需要など季節要因が作用したという分析だ。デパートや自動車会社など販売会社の増減額は、足踏みした。

newsis
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=003&aid=0009412349


韓国銀行が発表した”2019年第2四半期中の家計信用(暫定)”からの記事
参考 2019年第2四半期中の家計信用(暫定)韓国銀行

 

韓国銀行が発表したレポートを見ながら書いているだけなので、レポートを見た方が話が早かったり…早速レポートの資料を見ていきましょう。

 

家計負債残高概要

2019年第2四半期家計負債概要1

クリックしたら拡大します(以下の資料同じ)

2019年第1四半期の家計負債増加スピードの急停止と比べるとアクセルを戻した感じがありますが、2018年と比較すると景気が悪いという認識の方が多いのか借入を増やさないようにされていたのでしょうか。

韓国銀行がこの表で注目しているのは、家計信用残高の前期比増減額前年同期比増減率の2点のような気がします。こちらの内容がグラフにしてまとめられていました。

こちらは、家計負債残高推移と前年同期比増減率推移のグラフになります。

2016年〜2017年あたりから増減率が下降傾向を示しており、グラフ左側の2004年と同程度の増加率まで減少したのがわかります。この家計負債の前年同期比増減率所得増加率(可処分所得増加率)を比較して、可処分所得増加率の方が高ければ良いといえば良いのですが、可処分所得増加率(3.6%)・家計負債前年同期比増加率(4.3%)ですので、もう少し増加率を抑える方向に動いた方が良いという認識を持っているようです。

こちらのグラフは、前四半期比での家計負債増減額の推移となっております。2015年〜2017年の不動産市況の活況のために借金をしてでも不動産を買え!という状況から一転して、2018年以降は抑えられている印象も。

ただ、2019年第1四半期の増加額がわずかでしたが、増加額/率を抑えが続かないのが気になります。これを見る限り、各年の第1四半期だけ増加額が抑えられて、それ以外の四半期は負債が大きく増える傾向にあるように思います。過去の資料を詳しく見てみると家計負債概要の2019年第1四半期と同じく販売信用が第1四半期に減少することが多くあります。決算ボーナスのシーズンなので残ったクレジットカードのローンを一気に支払っているのではないかと思います。

 

機関別家計融資増減

非銀行預金取扱機関というのが、第2金融圏と呼ばれており、日系企業?が進出しているのが、そのうちの”貯蓄銀行”に分類されている機関です。

第2金融圏は、2017年頃まではすごい勢いで、住宅ローン・その他ローンの融資残高を増やしていたのですが、2018年に入ってからその勢いが止まりました。特に住宅ローンは毎四半期マイナスで融資残高を減らしています。その他ローンも以前と比べたらマイナスと言って良いほどに勢いがなくなりました。

預金銀行と非銀行取扱機関の”その他ローン残高”欄をご覧いただければ、現状が同じくらいということは、以前はものすごく貸していたんだなぁ〜と想像が…

気になるのが、銀行圏でローンができない人がどこに行ってしまったのか?ということですが、最近マスコミで取り上げられることが少ないので…闇金?

 

販売信用増減

販売信用残高は、前述の通り第1四半期は減少して、第2〜第4四半期は増加する傾向にあります。やはり景気後退局面に入っているような気がする数字です。

 


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