日本への報復反映か?8月初旬輸出22%激減

日本への報復反映か…8月初旬輸出22%減少

関税庁1〜10日、輸出入の現状
9ヶ月連続で輸出`マイナス`
半導体・対中輸出不振続き
32%急減日輸出も悪材料に

8月の輸出が大幅の減少で出発した。韓国の輸出指標を大きく低下させている従来の半導体と中国景気・米中貿易紛争のほか、日本が新たに加えられたようである。韓国に対する日本の輸出規制に端を発した韓日間の経済戦争の影響で、韓国製品の日本への輸出が大幅に減少した。

昨年12月から始まった輸出マイナス行進が9ヶ月続くという懸念が高まった。最近の輸出が長期間マイナスを記録したのは2014年10月〜2016年7月で、19カ月連続であった。

12日、関税庁によると、今月に入って10日までの輸出額は115億ドルであり、前年同期比22.1%急減した。操業日数を考慮した1日平均輸出額は17.2%減少した。前月比では3.1%縮小した。

個別品目のうち半導体がなんと34.2%減少し、今月も反転の糸口を見つけられないでいる。半導体のほか、石油製品(-26.3%)と乗用車(-6.0%)も低迷を示した。無線通信機器(41.6%)や家電製品(25.6%)程度が増加傾向を示した。

国別では、中国が28.3%減少し、昨年11月から続いているマイナス輸出が続いた。今月は、日本の輸出まで32.3%も縮小し、減少傾向が中国を上回った。月初10日間の記録ではあるが、今年に入って日本の輸出が最も不振だった今年3月に-13.1%を示したものと比較しても明らかに悪化している。さらに、4月を除けば、日本の輸出が中国より悪かったことがほとんどなかった。輸出だけでなく、日本からの輸入も18.8%減少した。これも中国(-11.1%)よりも大きい減少幅である。今年に入って対日本の輸入が最も多く減ったのは-17.4%を記録した3月だった。中国と日本のほか、米国(-19.5%)、欧州連合(-18.7%)、ベトナム(-1.6%)なども低迷を示したのは同じだった。

日本との貿易萎縮動きと関連し、政府は、毎月の輸出の推移をもう少し見守る必要があると慎重な反応を見せた。

産業通商資源部の関係者は「1〜10日の実績だけで意味付けすることは難しい。今のところは今年に入って示される傾向を逸脱していないものと判断する」とし「今のところ、韓日関係の日本への輸出の影響は限定的との立場だ」と説明した。

今月に入って10日まで全輸入額は142億ドルで、前年同期比13.2%減少した。ガス(13.3%)、乗用車(27.4%)などが増加し、原油(-17.1%)、石油製品(-5.1%)、機械(-22.9%)などは減少した。

専門家は、米中間の貿易紛争の半導体価格の下落に加え、基底効果まで重なって、8月の輸出もマイナスを免れないだろうと予想した。

キム・ヤンペン産業研究院研究員は「昨年8月の輸出実績が前年同期比40〜50%上がるほど良かったので、今月はどうしてもマイナス幅が大きく見えてしまうだろう」とし「期待していた下半期の輸出の回復が米中間貿易紛争で厳しくなっただけに、来年初めに回復するものと思われる」と述べた。

カン・ソンジン高麗大経済学科教授は、「ドナルド・トランプ米国大統領が予告したように、9月1日から3000億ドル規模の中国製品に10%追加関税を賦課する米中貿易紛争が拡大し、韓国の輸出も悪化の一途をたどるしかない」と懸念した。

一方、この日、韓国銀行は、調査統計月報7月号に掲載された「輸出の基調的流れの判断のための輸出状況指数(ET-COIN)の開発」報告書で、昨年第1四半期から商品の輸出が鈍化傾向に入った分析を出した。韓国銀行は、関税庁の通関輸出指標と韓国銀行の国内総生産(GDP)の商品輸出指標の欠点を補完するために、輸出状況指数を開発した。関税庁の指標は祝日・祝日など営業日数に影響を受け、韓国銀行の指標は速報性が落ちるからである。輸出の基調的な流れを見るために輸出状況指数は短期・特異な要因を消し、世界経済、輸出入価格、国内産業活動などが含まれた。分析の結果、昨年第1四半期からの輸出が拡大基調で減速基調に転換したことが示されている。

毎日経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=009&aid=0004408774


8月12日に関税庁が発表した「’19年8月1日〜10日、輸出入現状」からの記事です。
参考 '19年8月1日〜10日、輸出入現状韓国関税庁

どのマスコミも対日輸出が激減したことを強調した紙面になっており、対日輸出が悪化(32.3%減)したから、輸出が前年同期比で22%減少したという印象を植え付けたいようです。

「昨年8月の輸出実績が前年同期比40〜50%上がるほど良かったので、今月はどうしてもマイナス幅が大きく見えてしまうだろう」

ただ、昨年8月の輸出実績が前年同期比40%〜50%上がるほどよかったと言いますが、最終的には昨年8月の輸出は前年同月比で8.7%増でした…

 

では、関税庁のレポートを見ていきたいと思います。

昨年年間輸出額が6000億ドルを超えて、今年も6000億ドル突破が目標と韓国政府(文在寅大統領)がぶち上げていましたが、累計での前年比を見る限りでは5600億ドル〜5800億ドルが着地点のような…貿易収支が半分になってしまったのも痛いですね。

輸出実績ですが、日本への輸出が減少ということは、すでに韓国側が経済制裁を課していた!と言いたいところかもしれませんが、実際には景気低迷のためのような気がします。

 

今までは半導体製造装置輸入の前年同月比増減をほぼ発表していましたが、発表されずじまいで、相変わらず日本からの輸入増加があって初めて他の国に対する輸出が増える傾向にあるように感じがしますので、早く対日輸入が増えると韓国の景気も回復するのですが….

 

さて、記事では、対日輸出が激減!ということなのですが、過去の輸出入推移を確認してみましょう。

こちらのグラフを見てみると輸出・輸入ともに、2011年を頂点にして2016年まで減少し、その後2年連続増加という流れになっています。2019年は記事の通り前年比マイナスばかりなので、またマイナスになることは確実でしょう。また、前年比の増減率を見てみますと以下の表のようになります。2019年は6月までの数字

輸出増減率
2009年 -22.9%
2010年 29.4%
2011年 40.8%
2012年 -2.2%
2013年 -10.7%
2014年 -7.2%
2015年 -20.5%
2016年 -4.8%
2017年 10.1%
2018年 13.8%
2019年 -6.3%

増減率が激しいので、今月の数字だけをみてことさら日韓関係が〜と言う必要もないような….

ところで、2011年から韓国から日本への輸出が減少し、その後増加に転じていますが、どんなものが増減に大きな影響を与えたかを調べてみました。

単位:億円 概況品コード 2011年 2016年 2018年
生ゴム 205 220 83 99
金属鉱及びくず 215 514 318 402
石油製品 ‘30303 6,565 2,395 5,440
揮発油 ‘3030301 3,441 1,451 2,748
灯油(含ジェット燃料油) ‘3030303 1,550 342 1,483
軽油 ‘3030305 506 111 429
重油 ‘3030307 626 130 276
潤滑油及びグリース ‘3030309 263 246 285
無機化合物 ‘50103 433 366 959
鉄鋼 613 3,329 2,499 3,382
非鉄金属 615 1,688 1,388 1,574
通信機 ‘70307 1,981 679 566
IC ‘7031103 2,344 1,394 1,986
元素および化合物
(※上記無機化合物含む)
501 1,348 1,578 2,721
医薬品 507 154 345 379
精油・香料及び化粧品類 509 167 262 364
プラスチック 515 1,187 1,168 1,593

増減が目立っていた品目だけをピックアップしてみました。ICは”半導体”と思って結構です。ご注意いただきたいのが、石油製品の中に揮発油・灯油などが含まれていることです。

韓国の対日輸出を支えているのが、石油製品しかもガソリンや灯油で、半導体などの電子系は石油製品と比較してしまうとあまり規模が大きくないのが実情。

医薬品や化粧品類、プラスチックの対日輸出が伸びが目立ったので、変動額はそれほどでもないのですが、入れてみました。

 

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