経常黒字、7年ぶりに最低… 三重苦の韓国輸出

上半期の経常黒字218億ドル、7年ぶりに最低

6月の経常収支の黒字は64億ドル…輸出低迷で14.5%減少

輸出が昨年12月から連続で減少し、今年の経常収支黒字が7年ぶりに最小幅を示した。

韓国銀行が6日に発表した「2019年6月の国際収支(暫定)」によると、今年上半期の経常収支黒字は217億7000万ドルと集計された。半期ベースでは、2011年下半期以降、16個半期連続で黒字だが、黒字規模は、2012年上半期(96億5000万ドル)以来最も少なかった。

6月の経常収支は63億800万ドルの黒字だった。黒字規模は、昨年10月に(93億5000万ドル)以来最も大きかった。しかし、半導体などの輸出不振が持続し、1年前(74億6000万ドル)に比べて14.5%減少した。

6月には、商品収支を除いたサービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支すべて1年前に比べて改善した。

商品収支は62億7000万ドルの黒字だった。1年前(95億4000万ドル)に比べて35%ほど縮小した。輸入より輸出が大きく減ったためである。輸出は1年前より15.9%減の439億9000万ドル、輸入は11.8%減の377億2000万ドルだった。

韓国銀行は米中貿易紛争が長期化し、主役の輸出品目である半導体と石油類の単価が下落し、輸出が減少傾向を続けていると説明した。DRAM(DDR4 8G)価格は、昨年6月の平均8.5ドル(1個あたり)から、今年6月に3.4ドルに下落した。

6月のサービス収支は、20億9000万ドルの赤字だった。1年前(24億2000万ドルの赤字)に比べ赤字が減少した。外国人観光客の入国者数は着実に増加し、旅行収支の赤字が改善した。最近、日本の輸出規制を起点に始まった日本旅行ボイコットの影響は、今後発表される国際収支統計で現れる見通しだ。

6月の第一次所得収支は27億7000万ドルの黒字を記録した。1年前(9億2000万ドル)に比べて黒字規模が3倍に増えた。これは、2015年1月(28億8000万ドル)以来、歴代2番目に大きい黒字規模だ。

賃金収支は1億ドルの赤字だったが、投資所得が28億8000万ドルの黒字になった。投資所得の中では配当所得18億9000万ドル、利子所得の9億9000万ドルの黒字を記録した。国内IT会社配当収入が増え、第一次所得収支の黒字規模が一時的に拡大したというのが、韓銀の説明である。

居住者と非居住者間の送金などが含まれる第二次所得収支は5億7000万ドルの赤字となった。1年前(5億8000万ドルの赤字)と同様の規模である。

資本流動を示す金融勘定の純資産は65億2000万ドル増えた。直接投資は国内、海外投資が30億4000万ドル、外国人の国内投資が15億8000万ドル増えた。

株式、債券などの証券投資は、国内、海外投資が86億ドル、外国人の国内投資が95億1000万ドル増加した。

デリバティブは、23億2000万ドル増加した。為替などの非取引要因を除去した準備資産は14億4000万ドル減少した。

バク・ヤンス韓国銀行経済統計局長は「対外環境が悪化し、商品収支黒字規模が縮小したにもかかわらず、サービス収支、本願所得収支が改善され、経常黒字となった」と説明した。パク局長は「旅行、輸送などのサービス収支は、昨年から改善されており、私たちの経済にかなり肯定的な姿」と付け加えた。

Money Today
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=008&aid=0004259571


韓国銀行が発表した「2019年6月の国際収支(暫定)」からの記事です。
参考 2019年6月の国際収支(暫定)/韓国語韓国銀行 参考 Balance of Payments during June 2019 (preliminary)/英語韓国銀行

タイトルに使った「三重苦の韓国輸出」ですが、他紙でタイトルに使われているものを拝借しました。他紙の国際収支の記事で使われている三重苦とは何だろう…と思いながら読んでいたのですが、こちらの記事では2つ①米中貿易紛争、②半導体不振だけ言及しており、もうひとつが中国の景気低迷で、この3つが韓国の経常収支悪化の原因とのこと。

第3四半期からは、この3つに加えて日韓関係が出てきますので、4つの経常収支悪化要因が…韓国人がよく使う用語で「パーフェクトストーム」みたいな状態になりそう…w

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パーフェクト・ストーム」は複数の厄災が同時に起こって破滅的な事態に至ることを意味します。

 

それはさておき、レポート内で使われている資料をご紹介していきます。

まずは、月別経常収支から、

経常収支

2019年6月 月別経常収支

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記事の大半はこの数字について言及しています。好意的に語られていたのが、サービス収支の旅行でしょうか。マイナスが減少しています。旅行収支=韓国に入国して使った旅行者の支出ー韓国から出国した旅行者の支出で計算されますが、これがマイナスということは、韓国から出国した人が使ったお金の方が多いということを意味します。

ここでのマイナスの減少は、外国から韓国に訪問した人が増えたことを意味するので、確かに好意的に解釈すべきかと思います。

韓国から海外に行った人が減った場合もマイナスが減少しますが、韓国人の出国者数は増加傾向にあり、この説が原因で旅行収支のマイナスが減少するということはないはずです。

 

金融勘定・資本収支

こちらの表をみて、個人的に気になるのは、直接投資[負債]が減少しているところ。これは海外から日本に投資した金額が減少したと理解できるからです。海外投資が増えたのは、国内の最低賃金問題などがあるからかもしれません。

 

このレポートには、輸出入に関して詳細な数字を紹介しています。

品目別輸出

半導体の輸出減少が商品収支の悪化の主な要因になっています。

国別の輸出を見ると、中国・東南アジアへの輸出減少が著しいです。

少なくとも日本は関係ない。

 

品目別輸入

原材料・資本財の輸入は減少し、消費財が増加しています。原材料・資本財が減少しているということは、輸出が減少するのも当然かなと思いますね。

資本財の家電の輸入が増加しているのですが、もしかしたら、外国で作ったサムスンやLG製品を韓国に持ち込んだり、中国メーカーの製品の輸入が増加したのかもしれません。微細粉塵問題で、中国メーカーの空気清浄機がバカ売れしていましたし…

 

ということで、韓国の景気は他の国の景気に大きく左右されるので、①米中貿易紛争、②半導体不振、③中国の景気、④対日関係悪化、の改善が見込めないと景気は戻らなそうです。

 

文在寅大統領の大統領室室長は、「これから起こる外交・安保・経済責任はすべて日本政府にある」と発言していましたから、経常収支の悪化も日本政府の責任なのかもしれませんね…知らんけどw

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