日本、ホワイトリスト韓国除外強行か?代替品は?

ホワイトリスト韓国除外強行か?炭素繊維の代替品を探せ!

東レなど日本企業が70%を占有、技術格差大きな代表的な品目
韓国企業の中では暁星だけ「日本製品を求めるエンドユーザーが多い」

日本が8月2日に輸出手続きの簡素化対象であるホワイトリストから韓国を除外するものと予測される中で、日本の追加輸出規制品目として炭素繊維が議論されて産業界の関心が集まっている。

炭素繊維は、鉄の20%程度に過ぎない重量にも関わらず強度は10倍で、弾性は7倍高い物性を持つ「夢の素材」と呼ばれる。このような特性のため、炭素繊維は、航空機、自動車、列車、船舶等の軽量化のための素材開発が活発だが、日本との技術格差が高い分野としても挙げられる。

30日の取引委員会の「2018年の炭素繊維と炭素繊維の加工素材産業の競争力調査」によると、韓国の炭素繊維技術競争力は、99点をつけた日本、89点をつけた米国、ドイツに遠く及ばない73点と評価受けたことが分かった。

これは、炭素繊維の物性、先駆者としての製造技術、製造プロセス技術、特許保有、新製品の開発能力、製造設備技術などを市場調査機関であるINI R&Cが国内の専門家を対象にアンケートして評価した結果だ。

品質競争力では日本が99点で最も高い一方、米国とドイツは89点、韓国は68点で格差が大きかった。

<資料:炭素繊維の総合競争力総合分析結果>

項目 韓国 日本 アメリカ ドイツ 中国
技術競争力 73 99 89 89 68
品質競争力 79 99 91 92 69
価格競争力 77 92 87 86 83
市場競争力 71 99 88 89 67
総合平均 75 97 89 89 72

※注意:元から記事と資料の数字が異なっています。原文のまま掲載します。

 

報告書は「韓国企業が生産する炭素繊維の世界的な競争力は、日本の78%水準に過ぎない」とし「韓国製品は、圧力容器、ワイヤー芯、建設補強材、スポーツレジャー分野の中低価格製品の分野で主に使われるのに対し、日本製品は風力発電用の羽根を除いて、航空宇宙、自動車、圧力容器、電線、産業用(ロール、ロボット、無人偵察機、医療機器)など、ほぼ全領域で使用される世界最高の競争力を保有している」と説明した。

実際に現代自動車の水素自動車ネクソに使用される水素貯蔵容器は、国内中堅企業日進複合素材が製作するが、素材全てを日本の東レから輸入している。もし日本が、今回のホワイトリスト除外によって炭素繊維輸出を規制すると、現代自動車の水素自動車生産にも支障をきたすことができる。

東レ先端素材は「韓国に供給している炭素繊維は、欧米の工場で生産しており、日本のホワイトリストで韓国が排除されても大きな問題はない」という立場だ。
※東レ先端素材は韓国にある東レ100%子会社

それにもかかわらず、韓国企業は、炭素繊維の供給支障を懸念し代替材検索に忙しい。

現代自動車は、韓国企業のほとんど唯一の炭素繊維を製造する暁星(ヒョソン)と一緒に開発作業を進め、近いうちに、日本の炭素繊維を置き換えることができるものと期待している。

暁星の関係者は「現代車と水素貯蔵容器はもちろん、独自の軽量化のためのフレーム開発も進んで、すでにテストも終え、政府の承認を受けるために待機している」と述べた。暁星は2020年2月に完成を目標に全州工場に炭素繊維の生産ライン増設工事も進めている。

一部の代替材を探すとしても、韓国の全体的な炭素繊維の競争力はまだ日本に比べてはるかに及ばない。

国内では、炭素繊維を生産する企業は東レ先端素材と暁星など2カ所で、このうち東レ先端素材が日本の東レが100%株式を保有していることを考慮すれば、炭素繊維を生産する韓国企業は暁星だけである。泰光(テグァン)も炭素繊維を生産したが、事業性の理由から、2015年から事業を中断している。

日本の場合、東レ、東邦テナックス、三菱化学など、これらの3大企業で世界の炭素繊維市場シェアの70%を占めるほど、この分野の最強国である。日経の「2016年世界シェア調査」によると、東レが42%で1位、東邦テナックス14.4%、三菱レーヨンが13.6%のシェアである。
※注意:この記事を作成した記者が参照した資料が古い資料のため企業名が間違っています。東邦テナックスは、2018年に帝人に吸収合併されています。帝人に読み替えてください。三菱化学も2017年に三菱化学・三菱樹脂、三菱レイヨンを合併して、三菱ケミカルになったので、三菱ケミカルに読み替えてください。

生産設備も日本に大きく遅れを取っている。2017年基準で韓国国内で稼働している炭素繊維生産設備の規模は6700t(トン)であるが、その中4700tが東レ先端素材で、暁星先端材料は2000tに過ぎない。

化学業界の関係者は「エンドユーザーが品質の良い日本の炭素繊維を使うことを基本要件に決めて製品を注文する場合が少なくない」とし、「日本の炭素繊維の輸出が実際の制裁に加わって需給に支障をきたした場合、契約条件を変えない限り、製品生産と供給に支障が生じる可能性がある」と述べた。

news1
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=421&aid=0004120176


韓国で炭素繊維でを製造する企業として取り上げられている暁星(ヒョソン)ですが、タイヤ補強材メーカーとして有名な会社で、日本にも進出しています。
参考 暁星ジャパン公式サイト暁星ジャパン 参考 暁星公式サイト(英語)暁星

調べたところによると、暁星は炭素繊維の開発に2011年に成功したそうで、その後、生産を始めたようです。と言っても記事の内容からすると東レ先端素材よりも生産規模が小さいので、事業としてはスタートしたばかりというところでしょうか。

東レ先端素材は「韓国に供給している炭素繊維は、欧米の工場で生産しており、日本のホワイトリストで韓国が排除されても大きな問題はない」という立場だ。

という記事の内容からすると、炭素繊維に関しては、韓国経済にあまり衝撃を与えないかもしれません。東レ先端素材の売上が膨らむのを東レの投資家の方は期待できるかもしれません。

 

ところで、韓国マスコミ各紙は、日本旅行キャンセルや日本の観光業に打撃を与えた、不買運動参加者が増えたなどの記事が前面に出ていて、どのような製品を輸入しているのか、代替品があるのかなどは、探さないと出てこないところに追いやられて….

 

ということで、対日依存度が高い品目について紹介している記事で使われている資料をまとめました。

対日輸入依存度の高い品目(単位:%億ドル)

品目 割合 金額
キシレン 95.4 10.8
CNC(コンピュータ数値制御盤) 91.3 2.1
写真・映画用材料 87.5 4.0
フラットパネルディスプレイ製造装置 82.8 4.2
トルエン 79.3 4.7
鉄と非合金鋼のプレート 74.7 5.1
塗料 70.8 4.6

※ 2018年基準、依存度70%・輸入規模2億ドル以上 資料=韓国貿易協会 ※元記事

CNCが消えると自動車製造など製造業系は全滅レベルになるのではないかと…フラットパネルディスプレイ製造装置が消えるとLGディスプレイ・サムスンディスプレイも大変…

 

日本が安保上の理由で輸出規制が可能な品目と輸入額と割合(単位:億ドル,%)

下の表の金額が韓国が日本から輸入している金額なのか。それとも韓国が全世界から輸入している金額なのか。また、期間が年間なのかそれとも違うのかなどのという説明が、この表と関連記事には存在しておらず推測するしかないのですが、上記表の金額を合計すると5,117億ドルになり韓国の輸入総額に違い数字になってしまいます。したがって、金額は、韓国全体の輸入額でそのうち日本からの輸入を割合として表示しているのがこの資料になると思います。

品目 金額 割合
原子力 657 25.3
化学兵器 327 25.2
ミサイル 1,230 15.0
先端素材 192 24.0
素材加工 227 32.7
電子 833 16.4
電子計算機 276 3.8
通信 355 6.5
センサー 277 15.6
海洋関連 166 20.4
航法装置 97 14.2
推進装置 243 21.5
デリケートな品目 237 14.0

資料:日本経済産業省・貿易協会・ハナ金融投資  ※元記事

造船業1位の韓国としては、船舶で使いそうな品目が結構入っているのが気になるところ。

 

こういう記事のコメント欄に、韓国中小企業のチャンスとか日本外しのチャンスみたいなことを書いている韓国人が多いのですが、仮に代替するとして、まだ開発さえできていないのに製造・量産までどれだけかかるのかを彼らが考えているのかが気になります。

その頃には産業が消えているかもしれませんねぇ。

 

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