鈍化した企業景況感…日本の影響はまだ限定的

記事を紹介する前に、景況判断指数(BSI)と経済心理指数(ESI)について軽く説明いたします。

景況判断指数(BSI)は、当月の業況の評価と翌月の業況見通しの評価を評価したもので、業況・業況見通しについて、(肯定的な評価 – 否定的な評価の差) × 100で計算し、100を超えると良い業況(業況見通し)と判断し、100を切ると悪い業況(業況見通し)と判断します。

経済心理指数(ESI)は、景気判断指数(BSI)と消費者動向指数(CSI)を合算して算出した指数で、100を超えると景気が良い、100を切ると景気が悪いと判断しています。経済心理指数から季節変動などを除いたものをESI循環変動値と呼びます。ESIは韓国経済の景気判断によく使われるため、この数字を重視している人が多いと思われます。

鈍化した企業景況感…景気低迷とオフシーズン入り影響

日本の影響はまだ限定的

企業景況感が今月に入って小幅下落した。全般的な景気低迷といくつかの業種がオフシーズンに入る季節要因が影響を与えたという分析だ。来月の体感景気見通しの場合、下落幅が大きかった。

韓国銀行が30日に発表した「2019年7月の景況判断指数(BSI)」を見ると、今月、全産業の業況BSIは前月より1ポイント下落した73を記録した。

BSIは企業家が体感する景気動向と展望を調査し指数化した景気判断指標である。指数が100を下回ると否定的に答えた企業の数が肯定的に回答した企業数より多いことを意味する。

全産業の業況BSIは今年1〜2月に69まで落ちたが、3月73に上がった後、73~74で横ばいの状況である。

産業別にみると、製造業の業況BSIが前月75から今月73で2ポイント下落した。これは自動車と1次金属の業況BSIが、それぞれ前月に比べ7ポイントずつ下落した影響が大きかったという指摘だ。自動車の場合、部品の輸出が減少しており、休暇に営業することが減り、関連企業の心理が萎縮した。1次金属は前方産業である建設業が不振でオフシーズンに入った影響である。

ただし、高価なスマートフォンの輸出不振が緩和され、IT部品の季節需要が増え、電子・映像・通信機器業況BSIは前月比4ポイント上昇した。おかげで輸出企業の業況BSIも4ポイント上昇した。

韓国銀行関係者は「輸出企業の標本の半分は、電子・映像・通信機器メーカーであることから、輸出企業の体感景気が指標上改善された。さらに、石油会社の収益の中核的な精製マージンが改善され、石油精製・コークス企業の体感景気も良かった」と説明した。

逆に内需企業の業況BSIは、今月66で前月に比べ5ポイント下落した。

企業規模別にみると、大企業の業況BSIは79で横ばいであったのに対し、中小企業の業況BSIは66で前月に比べ4ポイント下落した。

非製造業の業況BSIは、今月72で前月に比べ2ポイント下落した。

旅行シーズン入りで宿泊業の業況BSIは6ポイント上昇したが、建設業の業況BSIは2ポイント、専門・科学・技術の業況BSIは12ポイント下落したためである。特に専門・科学・技術業況BSIは、建設業のオフシーズン入りに伴う設計・監理需要の不振から大幅に下落した。

企業全体の業況見通しBSIは、来月71で前月(=今月の見通し)(75)と比較して4ポイントも下落した。

製造業の8月の業況見通しBSIは71で前月比4ポイント下落し、非製造業の業況見通しBSIは2ポイント下落した71を示した。

自動車業界のストライキの可能性や設備投資の鈍化懸念、競争の拡大など全般的な景気低迷の状況が景気見通しを暗くした。

日本の半導体輸出規制などについてはまだ被害などが具体化されておらず、体感景気への影響が大きくなかったというのが韓国銀行の説明だ。

韓国銀行関係者は「日本の半導体素材の輸出規制などが韓国企業の景況感に影響を及ぼしているのは確かだが、まだ否定的な影響が現実化されていないことが把握されている」と伝えた。

BSIと消費者動向指数(CSI)を合わせて算出した経済心理指数(ESI)は、前月比3.2ポイント上昇した89.2を示した。循環変動値は前月比0.2ポイント下落した91.3を記録した。

ファイナンシャルニュース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=014&aid=0004269324


韓国銀行が発表した2019年7月の景況判断指数(BSI)からの記事となります。
参考 2019년 7월 기업경기실사지수(BSI) 및 경제심리지수(ESI)韓国銀行

まず、全産業の業況・業況見通し(展望)から

BSIを見る限り輸出産業が回復し始めて、状況としては米中貿易紛争が騒がれていた年初よりはマシというところなのでしょうか?

 

次に、製造業の業況・業況見通し(展望)

年初よりは明らかに改善されていますが…長期平均よりも良いのが輸出企業の現況評価だけしかも1ポイントだけ。

 

さらに非製造業(飲食・サービス業・建設業など)

非製造業はあまり変化がないです。

 

最後に、経済心理指数

循環変動値を見ると徐々に景気が悪くなっている印象ということになるのでしょう。詳細項目を見ると全体的に前月比マイナスになっていて、特に製造業のマイナスが大きいのが気になります。

 

こちらは2010年からの経済心理指数・循環変動値推移

2012年8月に李明博元大統領が竹島に上陸し、天皇謝罪しろ発言があったのですが、その頃の経済心理指数が結構悪いということは、日本からの観光客がいなくなると思ったのでしょうねぇ。実際消えましたが。

 

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