【業績速報】現代自動車、為替・新車効果で第2四半期の営業利益30%増

現代自動車ロゴ

現代自動車、為替・新車効果で第2四半期の営業利益30%増

  • 現代自動車、為替・新車効果で営業利益30%増
  • 売上高26兆9,664億ウォン・営業利益1兆2,377億ウォン
  • SUV販売増加とウォン安で利益増加
  • 中国市場不振などで全体の販売台数7%減少

現代自動車の第2四半期は、米国と中国の貿易紛争の余波で世界中の自動車需要が後退する中でも新車発売に起因する販売単価の上昇とウォン安による為替効果を受けて利益が大きく増えた。ただし、販売台数は110万台で、昨年に比べて7%以上減少し、利益改善が持続するかどうかの懸念も同時に提起される。

22日現代自動車は、第2四半期の売上高が前年同期比9.1%増の26兆9,664億ウォン、営業利益は30.2%増の1兆2,377億ウォンを記録したと発表した。現代自動車は「第2四半期はパリセードなど、顧客のニーズにあったSUVの販売増加に伴うプロダクトミックスの改善やソナタの新車効果などが加わり、前年より収益性が良くなった」と説明した。これに、3月は1,130ウォン台だったウォンドル為替レートが第2四半期は1,190ウォンを超えるなど、ウォン安となった為替変動による利益が増加した。現代自動車は新車と為替効果に支えられ、2017年第3四半期(1兆2,042億ウォン)以来、7四半期ぶりに四半期1兆ウォンの営業利益を回復した。

しかし、安心できない状況だ。全体の販売で見ると、現代自動車は第2四半期110万4,916台を販売し、前年同期比7.3%減少した。国内市場は個別消費税引下げ効果、米国市場はSUV販売が好調で改善したが、最大の市場である中国が依然として低迷の沼にはまった状態だ。これに米中貿易紛争の余波で、欧州市場まで縮小している。現代自動車関係者は「国内工場の輸出台数の増加とウォン安など為替レートの友好な動きが業績に肯定的に作用した」とし「下半期の世界経済の下方圧力が大きくなっており困難が予想されるが主な新車の本格的な海外市場販売および経営効率化持続努力を通じて収益性の改善に最善を尽くしたい」と述べた。

ソウル経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=011&aid=0003590331


現代自動車の第2四半期の業績が発表されました。整理すると以下の数字になります。

  • 売上高 :26兆9664億KRW 9.1%増
  • 営業利益 :1兆2377億KRW 30.2%増
  • 自動車販売台数:約110万台 7.3%減

という感じで会計的な数字は良いのですが、販売台数が残念な結果になっています。

売上が増加した要因として、①販売単価増加と②為替レートを挙げておりますので、調べてみました。

まず、販売単価をざっくり計算してみますと…

  • 2019年販売単価:売上26兆9664億KRW ÷ 販売台数110万台 = @2451万KRW
  • 2018年販売単価:売上24兆7118億KRW ÷ 販売台数120万台 = @2059万KRW

販売単価が約19%(392万KRW)も増加しています。単価が19%も増加していますが、この増加がウォン安の影響をどの程度受けたのかがポイントになると思います。

四半期末基準では3.6%ウォン安になっています。

  • 2019年6月末 1USD 1156KRW
  • 2018年6月末 1USD 1115KRW

ただ、このグラフをごらんください。USD/KRWのチャートです。

このチャートを見ると、2018年の第2四半期前半はウォン高で、2018年6月中旬に急激なウォン安になっています。それに対して、2019年の第2四半期は4月下旬からウォン安になってほぼ維持しています。

 

そこで、ウォンレートの最安と最高の平均で計算してみると6.9%ウォン安になっています。

  • 2019年第2四半期 最高1130KRW 最安1195KRW 平均1162KRW
  • 2018年第2四半期 最高1051KRW 最安1123KRW 平均1087KRW
    ※平均は最高と最安を2で割っただけ

実際のチャートをご覧いただきましたが、2018年の第2四半期は最高値に近いレートで動いていたのに対して、2019年は最安値に近いレートで動いているので、6.9%よりも為替レートの影響を受けていたのではないかと思われます。約19%単価増加のうちの半分近くは為替レートによるもので、プロダクトミックスによる単価増加も半分程度なのではないかと推測されます。

したがって、記事にもありましたが、販売台数が減少しましたし、為替レートが現代自動車に都合がよかったので、売上高9.1%増といってもあまり喜んではいられないような気がします。

営業利益が30%も増加していますが、こちらも為替レートのおかげかもしれません。こちらが推移となります。

現代自動車四半期別営業利益推移

以前の現代自動車でしたら、1兆ウォンで業績が悪いという扱いだったのですが、この数年の現代自動車は1兆で業績が良いという扱いをされるようになったのですから、落ちぶれてしまったものです…

 

こちらは2010年からの現代自動車の業績推移となります。2019年は当然半期のものです!

2016年ごろまでは、四半期決算で1億ウォンを切ることは考えられなかったのですが、経営環境が厳しくなったのか利益が減っています。2019年第2四半期の30%増がこのグラフを見ると大したことないように思えてしまいます….貴族労働者たちに吸い上げられているのでしょうかねぇ〜

 

現代自動車としては、2019年はもともとパリセードアメリカ販売で売上・利益ともに大きく稼ぐという目標でしたので、第3四半期以降の現代自動車の動きは注目していきたいところです。

ただし、製造用機械を日本から輸入しているので….(省略

 


クリックお願いします!

コメントを残す