現代自動車、販売目標達成”赤信号”

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万里の長城を越えない現代自動車…販売目標達成”赤信号”

  • 中国6月販売32.4%減4ヵ月連続販売下落傾向
  • 上半期基準の現代自動車8.9%減少、起亜自動車11.9%減少
  • 販売減少も為替効果で2Q営業益”1兆ウォン達成”

現代自動車が先月、中国で販売が3分の1以上減少した。現代自動車の最大の市場だった中国での販売が低迷し、年間販売目標の達成にも赤信号が灯った。

2019年上半期 現代起亜自動車中国販売実績

14日、現代自動車によると、現代自動車の中国合弁会社北京現代は先月、中国で5万8807台(以下、卸売販売基準)を販売した。これは前年同期(8万7052台)に比べ32.4%減少した数字だ。

これで、現代自動車は中国で4カ月連続で販売減少となった。前年同期と比較して、1月の売上高は10.3%減少したが、2月53.2%増加し回復の兆しが見えたが、3月8.7%減、4月16.0%減、5月2.2%減、6月に32.4%減と販売が連続して減少した。

現代自動車は中国で今年上半期、前年同期比8.9%減の34万6195台の販売にとどまった。THAAD報復前2014年上半期(55万2970台)と比較すると、販売台数が40%近く減少した。THAAD報復直後急減した2017年上半期(30万1277台)とほぼ同じレベルでは、販売台数はまだ回復していない。

販売台数の急減は、中国の自動車需要不振のため在庫縮小で完成車の出荷が振るわないためだ。また、THAAD報復の後遺症が続いて主力モデルであるアバンテとツーソンの販売が減少した。一歩遅れて新型サンタフェなどSUVを投入したが、急速に変化する中国の消費者の好みに追いつけなかったという分析も出ている。さらに、海外高級ブランドと価格を前面に出した中国の地元ブランドの間に挟まれた「サンドイッチ」で市場を蚕食されたためだという分析も提起される。

現代自動車の商用車販売も「開店休業」レベルである。商用車の中国合弁会社である四川現代は先月129台を販売し、前年同期比88.4%急減した。今年上半期商用車の累積販売は1806台で、前年(6209台)に比べ70.9%減少し、法人設立(2012年)以来、最悪の実績を記録した。

起亜自動車の事情も深刻である。起亜自動車の中国合弁会社東風悦達起亜は先月、中国で前年同期比18.1%減の2万2111台の販売にとどまった。4月から3ヶ月連続で2ケタの販売減少を記録し、上半期ベースの販売台数は、15万1850台で、昨年の同じ期間と比べて11.9%減少した。

最大の市場だった中国での販売が回復しないと、現代・起亜自動車の今年の年間販売目標を達成にも赤信号が灯る。現代自動車は今年上半期、世界市場で前年同期比5.1%減の212万7611台起亜自動車は2.4%減の135万3011台の販売にとどまった。現代・起亜自動車が今年の目標販売台数は760万台で上半期末現在の目標達成率は45.8%にとどまった。

中国市場の悪化に、現代・起亜自動車は、収益性を強化するために、構造調整に突入した。現代自動車と起亜自動車は、それぞれ北京1工場(年間30万台)、塩城1工場(年間14万台)の稼働を停止した。2002年、中国に進出した現代・起亜自動車の生産能力は年産270万台規模から226万台に16.3%減少した。さらに北京第2工場(年間30万台)の生産量を減らす代わりに、コスト削減に有利な常州4工場(年間30万台)と重慶5工場(年間30万台)の量を伸ばす方策を検討している。

現代・起亜自動車は、中国市場の悪化に現地法人従業員を1300人ほど減らした。昨年末現在の現代自動車の中国従業員は1万8132人で、前年(1万9100人)に比べ5.0%減少し、起亜自動車も5834人で、前年(6141人)に比べ5.0%減少した。

中国をはじめ世界での販売は停滞したが、現代自動車は為替効果で第2四半期の営業利益は1兆ウォンを達成するものと見られる。金融情報会社FNGudieによると、現代自動車の第2四半期の営業利益コンセンサス(証券会社の推定値の平均)は、1兆1793億ウォンで、前年同期比24.0%増加したと推定される。四半期の営業利益が1兆ウォン台を回復するのは、2017年第3四半期以来7四半期ぶりだ。

下半期は新車効果で業績改善を続けていくという戦略である。現代自動車はベニュー(Venue)を公式発表しており、起亜自動車はセルトス(Celtos)、ジェネシスはGV80発売を控えている。2019年度の賃金及び団体協約も実績の改善においてカギだ。労使はお盆前の妥結を目指しているが、2ヶ月に1回ずつ支給する賞与を毎月支給する方式に切り替えたい案など関連労使間の立場の違いは相変わらずだ。

ナム・ジョンミ、ユアンタ証券研究員は「ドルに比べウォン安と新興国通貨に比べウォン安が同時に起こり、友好的な為替レートの環境が形成されて、完成車のパフォーマンスは改善されるだろう」とし「パリサーセード、ソナタの米国発売とジェネシスGV80発売など新車の影響力は、下半期にもつながる」と展望した。

 

edaily
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=018&aid=0004425304


売れていないけど、為替レートがドル高ウォン安のおかげで、四半期の営業利益が久しぶりに1兆ウォンを超えるので業績は好調ということのようです。。。

・2018年末為替レート1USD=1,112.50KRW
・2019年7月15日現在為替レート1USD=1,179.82KRW
為替レートが6%ウォン安になっています。

確かに韓国上場企業上位100のうち、時価総額が上がったTOP10に現代・起亜グループの会社が多く含まれていました。販売は不振だが、為替のおかげ業績はよくなるから時価総額も上がってしまったということでしょうか???
2019年6月末現在 韓国企業時価総額TOP100

 

現代自動車・起亜自動車にとっては、上半期の販売不振を為替レートに救われたと言って良いのかもしれません。下半期は、人気車種の海外販売もあるし、国内の新車発売もあり、”販売回復”が期待できるかもしれませんが、問題は労働組合のような気がします。

人気車種の生産が追いつかないので、韓国国内でキャンセルが発生しているみたいですし…なぜ生産が追いつかないかというと、確かに車種自体も人気なのはありますが、現代自動車・起亜自動車の場合、生産する車種を変更する場合、労働組合の同意を得る必要があり、機動的に車種の変更ができないためです。

生産車種を変更したいと経営陣が検討したとしても、労働組合の同意が必要で、実施までに何ヶ月も要してしまうため、絶好機を逃しているのです。

 

 


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