労労対立に包まれたルノーサムスン労組

労労対立に包まれたルノーサムスン労組…否決の決定的な理由

  • 予想外の賃金団体交渉合意案否決
  • 新車XM3と受注配分不透明
  • スペイン工場生産案を検討
  • 結局、ルノー脱韓国議論も

 

ルノーサムスン自動車が崖っぷちまで追い込まれた。労働組合が交渉開始から11ヶ月目にしてようやく使用者側と用意した賃金団体協約暫定合意案が否決されたからだ。この予期せぬ状況にルノーサムスン労使とも少なからず困惑している様子だ。

しかし、ぼぉっとしている場合ではない。ルノーサムスン釜山工場は輸出全体の70%ほどを占めるローグの代替生産車種の割り当てを受けられない場合、存廃の危機に直面することになる。この調子が続けば、昨年からルノーサムスンとルノーを徹底的に区別する戦略に重点が置かれ、昨年韓国GM問題のように、フランスのルノーが手を引く脱韓国論が再び頭をもたげざるを得ない雰囲気だ。地域経済にも再び「赤信号」が灯った。

 

また「悪循環」…ルノーサムスン労組、全面ストか?

22日、ルノーサムスン労組はこの日の代議員を集めて賃金団体協議交渉とストライキに対して常務執行幹部会議と争議対策委員会を開き、議論する計画だと明らかにした。まず、労組は27日テント座り込みを開始する方針だ。

先に労組側は14日、暫定合意案を導出していない時に「無期限全面スト」の方針を打ち出したことがある。前日の投票結果で現れたように労働組合内組合員の不満がかなりものと映るだけに、これまでに打ち立てたストライキを強行しようという意見が急浮上しかねないという観測だ。すでに労組は昨年6月の顔合わせ後、賃金団体協議が長期化の兆しを見せると、10月から今年4月までに62回(合計250時間)の部分ストを行った。これによる車両生産支障は1万4320台、金額では2806億ウォンに達する。昨年ルノーサムスンが稼いだ売上高の5%に相当する金額である。ルノーサムスン関係者は「今は何もすることがない」とし「ひとまず見守るしかない」と話した。

 

「まさか」誰も予測できなかった… 「労労対立」が背景

ルノーサムスン自動車労組が暫定合意案の賛否投票を実施する当日まで無難に可決するという観測が支配的であった。昨年6月から約1年も引きずってきた賃金団体協議で労使双方が必要以上に消耗戦を稼ぐだったからである。

蓋を開けてみると、まったく別の面であった。釜山工場を中心に組合員規模が最も多い企業組合は賛成52.2%、反対47.2%で合意案に賛成したが、整備担当者中心の営業支部で賛成34.4%、反対65.6%で反対が多く、投票の結果に影響を与えた。

ルノーサムスン労使が約1年にわたる時間の間、暫定合意案を用意する間に労働組合の内部で十分なコミュニケーションが行われていない結果と解釈される。否決の主体であったルノーサムスンの営業販売職の場合、正規職が非正規職に転換して、現在正規職がほとんどおらず、非正規職ディーラーで運営されている。外注化による雇用不安が営業AS(アフターサービス)修理工場に勤務する組合員に影響を与え、釜山工場より基本給が低く最低賃金未達者が相当多いことから、基本給の凍結に反対の意思を強く示唆したものと労組側の分析した。

 

「サムスン」を消すルノー、気持ちを固めたか

労組賛否投票が否決されると、使用者側の足元に火がついた。すぐに今年委託生産が終了する日産ローグを代替する新車「XM3」生産割り当てを優先順位として挙げているが、ルノーサムスン労使の不協和音が持続する場合、フランスのルノー本社がどのような刀を抜くか予断を許さない状況だからだ。実際ルノーはXM3の輸出量を、スペイン工場に割り当てする案も検討されていると伝えられた。

特にルノーサムスンは昨年5月から輸入・販売したハッチバック新車ルノークリオ発売をきっかけに「サムスン」消しに拍車をかけている。クリオに続いて軽商用車のマスターまで、すべて「ルノーエンブレム」をつけて発売した。ルノーは、最初から超小型電気自動車「トゥイジー」まで輸入・販売会社を別にしてルノーサムスンとルノーのホームページを別途運営している。これに対して2020年までと予定されていたサムスンとのブランドの使用契約を念頭に置いている解釈に重きが置かれている。

 

今はちょっと良くなったが…釜山地域の衝撃

地域経済も衝撃を受けた。この日、釜山商工会議所は、ルノーサムスン合意案否決について緊急声明を出し「ルノーサムスン労使が会社を生かし、地域経済とパートナーのための合意案を導出したが、最終的な投票で否決されて残念だ」とし「ルノーサムスン労使は破局を避けるために、早急に新しい交渉のテーブルにつかなければならない」と促した。

ルノーサムスン正常化を促していた地域パートナーは、すぐに存廃の危機に追いやられている。昨年10月、ルノーサムスンの本格的なストライキが始まった後に人材や物量の需給計画が駄目になった上に、今後の後続物量の確保さえも失敗した場合、倒産するパートナーが続出するという見通しも出ている。

デジタルニュース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=029&aid=0002528661


ちょっと忙しいので、更新が1日遅れ情報になっているので申し訳ないと思いつつも、ルノーサムスン問題をご紹介。

10ヶ月以上続いた労使対立も、先週になってようやく労使合意され、あとは労働組合内の投票で承認されて合意案確定という流れになると誰もが疑わなかったところに、まさかの否決というのが、これまでの大まかな流れです。

ルノーサムスン労使、11ヶ月かけて2018年賃金団体協議暫定合意 ここで暫定合意

ルノーサムスン労組、賃金団体交渉の暫定合意案否決 安心しきっていたら否決

 

興味は、なぜ否決されたのか?というところで、今回ご紹介した記事を見つけてきました。

釜山工場を中心に組合員規模が最も多い企業組合は賛成52.2%、反対47.2%で合意案に賛成したが、整備担当者中心の営業支部で賛成34.4%、反対65.6%で反対が多く、投票の結果に影響を与えた。

労働者同士の対立構造があったということのようで…確かに労使交渉の内容を見ると工場での問題だけが議題に上がっていたので、それ以外の組合員としては特に不満もなく無風なのかと思っていたら、”それ以外”が合意案に怒り心頭に発していたといったところなのでしょうか。

工場の人間の基本給を落として、営業支部の人間の基本給をアップしてあげるなど対応して、穏便に済ますという発想は労組内にはないでしょうから、27日からテント住まいを始めることでしょう。

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自動車製造は設備投資が相当かかるものでしょうから、軽々しく撤退と言えないのでしょうねぇ〜

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