【業績速報】現代商船、2019年Q1売上前年比18%増も16四半期連続赤字

「輸送量の増加」現代商船、今年1Qの売上高は前年比18%↑…赤字幅も改善

  • 16四半期連続赤字…原油高・運賃下落・米中貿易紛争懸念のため
  • 高収益貨物の取扱増加や新規路線開発に注力

 

現代商船が輸送量の増加、貨物積載率改善などに支えられ、今年第1四半期の売上高を18%ほど増やした。運賃の下落と米中貿易紛争などの懸念で16四半期連続の赤字を免れなかったが、赤字幅は650億ウォン減少した。

現代商船は高収益貨物の増大、新規路線開発などに注力する方針だ。

現代商船は今年第1四半期の実績を集計した結果、売上高1兆3159億ウォン、営業損失1057億ウォンを記録したと15日公示した。

売上高は前年同期(1兆1120億ウォン)に比べ2039億ウォン(18%)増加した。赤字幅は前年比644億ウォン減った。

この期間のコンテナ処理量は108万7373TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)で、前年同期比で約11%増加した。

取扱量の増加も赤字を記録したのは、非友好的な原油価格の影響が大きかった。燃料油単価は、前年同期比で約13.4%増加した。

現代商船関係者は「特に米国のイラン制裁とOPECの減産協議、2020年国際海事機関(IMO)の環境規制に起因する低硫黄原油需要の増加などで燃料費負担が増加すると見て、燃油サーチャージ適用に万全を期している」と述べた。

通常の季節的オフシーズンに加え、中国最大の祝日である春節以降の物量の減少、米州路線の運賃競争が再開し、運賃が下落に転じたことも原因である。米中貿易紛争の懸念で市況の回復も遅れた。

現代商船はオンシーズンである2〜3四半期に入り、運賃と貨物取扱量が増加するものと期待している。

現代商船はまた、2020年第2四半期から順次、引渡予定のエコメガコンテナ船20隻(2万3000TEU 12隻、1万5000TEU 8隻)に備え、営業専門人材を拡充して、追加貨物の確保の努力を継続する計画ある。ターミナルと船舶などの資産を最大限に活用して、コンテナ機器の回収コストの効率化を通じた収益性回復にも力を入れる。

一方、今年からリース会計基準の変更により、従前の運用リース適用対象船舶の傭船料、機器賃借料等が負債に変更された。損益計算書上では傭船料と賃借料が減少し、減価償却費と金融費用が増加した。改善された赤字幅の会計基準の変更に伴う改善効果は203億ウォン程度だと説明した。

news1
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=421&aid=0003991734


国策銀行の韓国産業銀行に支援を受けている現代商船、2019年までは厳しいという予想で、今年中にさらに支援を受けることは間違いないらしいのですが、売上は増加、赤字は減少ということで、業績は改善されたという第1四半期と言えるでしょう…..たぶん。

 

こちらは、現代商船の業績推移となります。第1四半期(1月〜3月)の業績は毎年悪いので、それを考えるとかなりよかったという論調ですが、売上を見る限りだとそうかもしれませんね。

現代商船業績推移

日本円にすると四半期の売上が1315億円で営業損失が105億円規模ということになりますが、日本の海運会社の売上・営業利益はどんな感じなのか比較してみたいと思います。

 

まず、注意点をあげますが、使用した為替レートは2019年3月末日のものを使いいっぺんに計算しました。また、四半期の呼び名は現代商船に合わせて、Q1=1〜3月、Q2=4〜6月とさせていただきました。

現代商船と日本の海運3社との売上比較

単位:億円、使用為替レート:1KRW = 0.09758JPY

現代商船 日本郵船 商船三井 川崎汽船
2018Q1 1,085 5,526 4,127 2,779
2018Q2 1,209 4,648 3,033 2,121
2018Q3 1,391 4,508 3,154 2,039
2018Q4 1,411 4,690 3,223 2,223
2019Q1 1,284 4,447 2,918 1,982

う〜〜ん。日本海運3社のうち厳しいと指摘されている川崎汽船よりも売上が少ない。。。

営業利益は?というと

 

現代商船と日本の海運3社との営業利益比較

単位:億円、使用為替レート:1KRW = 0.09758JPY

現代商船 日本郵船 商船三井 川崎汽船
2018Q1 -166 30 -16 38
2018Q2 -195 -81 36 -133
2018Q3 -120 40 110 10
2018Q4 -64 87 149 30
2019Q1 -103 65 80 -154

日本の海運会社は厳しいながらに黒字を出していますが、現代商船は….比較しなければよかったかも。

 

現代商船の企業基本情報と業績推移はこちらをご覧ください。
現代商船【企業基本情報】

 

韓進海運を潰してしまったのが本当に悔やまれます。

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