所得主導の成長と規制が製造業実績暴落の元凶

[製造業緊急診断]専門家”所得主導の成長と規制が製造業実績暴落の元凶”

  • 製造業上位30社中20社が赤字もしくは営業利益減少
  • 産業競争力·労働生産性を高める政策転換切実

 

労働者と家計所得を増やして経済を活性化させるという政府の”所得主導の成長”がむしろ所得減少と経営難を煽る”ブーメラン”になったと専門家たちは口をそろえる。実際、経済指標の根幹となる製造業の第1四半期の惨憺たる成績表は、このような現実を如実に物語っている。

韓国産業競争力

右は、韓国の競争力を100とした場合の1位国の競争力指標

崩れた生産環境を蘇らせ、起業しやすい国を作るためには、今からでも政府の楽観論を反省し、投資に集中できるように規制を緩和しなければならないと強調した。

12日、当誌が製造業上位30社(時価総額基準)の第1四半期の業績を分析した結果、営業利益の総額は1年前と比べて半分に落ちており、10社を除くといずれも大幅に下落したり、赤字を記録した。

とりわけ、上位グループであるサムスン電子とSKハイニックスの場合’半導体ショック’で1年で60%急減した成績表を受け取った。

韓国経済の主軸である半導体打撃が大きかったが、専門家たちはその前から”警告灯”がついていたと診断する。財界関係者は「サムスン電子とSKハイニックスに指して実体がまともに見えなかったが、半導体さえも崩壊すると患部が明確になった」と言及した。

米中貿易紛争による輸出企業打撃、内需低迷、為替レートなど単純でない国内外の環境を勘案すると、上半期はもとより、政府が掲げた経済成長率目標(2.6〜2.7%)の達成も難しいだろうという見通しが出ている。今年第1四半期の経済成長率は目標値にはるかに及ばない-0.3%で、輸出増加率は昨年12月(-1.7%)以降、今年4月(-2%)まで5ヵ月連続マイナス成長を続けている。

専門家たちは今からでも経済逆行を防ぐためには果敢に“所得主導成長”政策を捨て、民間革新を誘導し、投資活力を高めるように政策基調を変えなければならないと述べた

チョ・ドングン明智大学経済学教授は「このまま行けば、今年の経済成長率2%達成が難しい。年明けから経済を導く動力が見えない」とし「所得主導成長を捨て、企業が自由に経営活動ができるように規制を緩和しなければならない」と主張した。

これまで韓国経済を支えてきた製造業の回復基調が鈍化し、新しい成長事業として浮上してきた非メモリ事業に力をいれなければならないとも言及した。

李相虎(イ・サンホ)韓国経済研究院産業革新チーム長は「2012年から7年連続の実質国内総生産(GDP)が潜在GDPを下回り、低成長の構図が固定化している」と診断した後、「民間部門ビジネスへの介入を自制する代わりに、各種の規制で革新活動に制約が生じないように制度の構築が必要だ」と言及した。

特に、仕事の集中的発注規制や一般持株会社の金融会社保有禁止規制などにより、企業各社は規模拡大の代わりに”企業分社化”で本来の競争力を失いつつあるだけに、企業成長に悪影響を及ぼす規制を減らし、産業競争力を高めるよう政策転換が必要だと強調した。

 

dailian
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=119&aid=0002328317


こちらの記事ともう一つの記事がセットで読むと韓国製造業の第1四半期業績の総まとめができるような気がしたのでご紹介しました。

 

記事の補足をいたします。

これまで韓国経済を支えてきた製造業の回復基調が鈍化し、新しい成長事業として浮上してきた非メモリ事業に力をいれなければならないとも言及した。

“非メモリに力を入れる”ですが、これはサムスン電子が今まではメモリ半導体をメイン事業にしていましたが、今後は、非メモリ部門に力を入れていく方向性を、先日、サムスン電子イ・ジェヨン副会長が発表し、その発言を受けての内容だと思います。政府も支援できることは支援すると文在寅大統領が発言しているので、サムスン電子にとっては心強い?かもしれませんね。

同じく半導体大手のSKハイニックスも非メモリ部門に力を入れ始めております。

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特に、仕事の集中的発注規制や一般持株会社の金融会社保有禁止規制などにより、企業各社は規模拡大の代わりに”企業分社化”で本来の競争力を失いつつあるだけに、企業成長に悪影響を及ぼす規制を減らし、産業競争力を高めるよう政策転換が必要だと強調した。

集中的発注とは、”財閥”と呼ばれる大企業集団で系列会社同士のインサイダー取引が行われ、その取引の利益がオーナー一族に流れる現象を言います。ただ、韓進グループのようにどう見てもオーナー一族にお金が流れるだけの会社を作っているのを見ると、集中的発注規制を緩和するのは愚策のような気がします。

 

それにしても驚いたのが、

韓国産業競争力

このところ、日本終わった!と連呼している方のTweetを見かける機会が多かったので、左のグラフは驚きです。右側は、韓国の主要8産業の競争力をグラフにしたもので、造船の場合は韓国が100とすると2位の中国が90の競争力あるというように見ます。

日本の自動車産業の競争力が130で、韓国の自動車産業の競争力が100ですか….

ストライキばかりしているとさらに差がついてしまいそう。

 

 

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