【業績速報】サムスン電子、半導体・ディスプレイ不振で営業利益60%減

サムスン電子、半導体・ディスプレイ不振で10四半期ぶり最低の実績

 

サムスン電子が半導体とディスプレー部門の低迷で、今年第1四半期は10四半期ぶりに最低の業績を収めた。下半期の半導体とディスプレー市場の需要回復で実績改善が予想されるが、対外環境の不確実性などの問題が作用する可能性も排除できない。

サムスン電子は4月30日の確定業績発表を通じて、今年第1四半期の売上高は52兆3855億ウォン、営業利益は6兆2333億ウォンを記録したと発表した。前年比の売上高は13.5%、営業利益は60.15%減少した。2016年第3四半期(5兆2000億ウォン)以来10四半期ぶりに最低の成績となった。

※4月上旬の業績速報で使われた資料ですが、参考として挿入しました

 

部門別に見ると、半導体事業は売上高14兆4700億ウォン、営業利益4兆1200億ウォンを上げた。半導体事業で営業利益が5兆ウォン以下を記録したのは、2016年第4四半期(4兆9500億ウォン)以来のことだ。

 

半導体·ディスプレーが軒並み低迷

サムスン電子側は「主要顧客会社の在庫調整の影響で需要が減速し、メモリー価格も下落して半導体事業の全体実績は下落した」と説明した。半導体市場が、季節的な非需要期に入ったことと共に、主要顧客会社各社の在庫調整などで、全般的な需要低迷を見せているという分析だ。

ただ、主要フラッグシップスマートフォンの発売による高容量NAND、DRAMメモリーの需要とサーバー会社がHDDをSSDに転換するNANDメモリー需要は堅調だと会社側は伝えた。また、システム半導体分野は、フラッグシップスマートフォンのAP需要に積極的に対応し、前四半期比業績が改善したと会社側は伝えた。

サムスン電子は第2四半期のメモリー市場は全般的な季節的需要低迷が続く中、一部の需要は次第に回復の兆しを見せるだろうと見込んだ。また、モバイルイメージセンサー、5Gモデムなど、システム半導体需要は堅調と予想した。

これにより、サムスン電子はDRAM 1Yナノ工程への転換に力を注ぎ、8GB以上の高容量モバイルDRAM市場に積極的に対応して、NANDは大容量’フラッシュ・アレイ(All-Flash Array)’などサーバー向け市場と高容量モバイルストレージの割合を拡大していく計画だ。

さらに、システム半導体部門では5G、モデムとプロセッサを統合した次世代ワンチップ5G SoC(System on Chip)開発に力を注ぎ、新規取引先を確保する計画だ。EUV(極端紫外線リソグラフィ)7ナノ工程基盤、モバイル製品を出荷してEUV生産性を極大化した5ナノ工程開発を完了するなど、ファウンドリ競争力を強化していく予定だ。

サムスン電子の関係者は「対外環境の不確実性が共存する中、季節的なオンシーズンへの突入や主要企業のハイスペックプラグシップスマートフォンの発売などが需要増加を牽引するものと予想される」と説明した。

ディスプレーパネル事業は売上6兆1200億ウォン、営業赤字5600億ウォンを記録した。季節的なオフシーズンやOLED主要取引先の需要減少、競争激化による価格下落の影響があったものと見られる。

IM部門は売上27兆2000億ウォン、営業利益2兆2700億ウォンを達成した。閑散期にもかかわらず、Galaxy S10シリーズの販売好調によって前期対比売上が大きく改善された。しかし、新製品”ハイスペック化トレンド”と”フラッグシップ”の新モデル発売のためのブランドマーケティング活動、中・低価ラインアップ交替のための費用発生などの影響で、収益改善は限定的だったと会社側は説明した。

TVや家電を担当するCE部門は売上10兆400億ウォン、営業利益5400億ウォンを記録した。テレビ事業の場合、オフシーズンの影響で前四半期比の実績は減少したが、QLED·超大型テレビなどプレミアムテレビの販売拡大で前年同期比で業績が改善した。生活家電事業は、市場需要の減少にもかかわらず、製品競争力を強化した新モデルや衣類清浄機、乾燥機、空気清浄機などニューライフ家電の販売好調により、前年同期比で小幅に改善した。

 

中長期対応のインフラ投資

サムスン電子は今年第1四半期の設備投資に約4兆5000億ウォンを執行した。各事業別設備投資を見ると、半導体事業に3兆6000億ウォンを投入した。ディスプレー事業設備投資は3000億ウォン程だ。

サムスン電子は、今年の設備投資計画は確定していないが、市場の状況に合わせて執行する方針だと伝えた。メモリ分野は、中長期の需要対応に向け、インフラ投資は続けるが、メモリ設備関連投資は大幅に減少するものと予想されると説明した。

サムスン電子はDRAM1Yナノ工程への転換拡大と1Zナノ量産などを通じて技術競争力を高めて、5世代V NANDの供給を拡大して原価競争力強化に力を注ぐ計画だ。

また、5Gモデム、イメージセンサーのラインナップを拡大するとともに3D・FoDセンサー、電装IoTチップの開発など、システム半導体製品群の多角化とEUV 4ナノファウンドリ工程の開発にも積極的に乗り出す予定だ。

あわせてサムスン電子は同日、理事会を開き、普通株と種類株1株当たり354ウォンずつ四半期の現金配当を実施することに決定した。 時価配当率は、普通株0.8%、種類株1.0%であり、配当金の総額は2兆4046億ウォン程だ。 配当の基準日は3月31日であり、配当金は5月20日に支給される予定だ。

ファイナンシャルニュース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=014&aid=0004220134


サムスン電子は、4月上旬に業績速報を発表しており、おおよそ数字はわかっているので意味がないかなと思いましたが、韓国国内では話題になっているので、記事をご紹介しました。
【業績速報】サムスン電子暫定業績発表、営業利益前年比60.4%減少

 

LGディスプレイの第1四半期の業績が赤字だったので、サムスン電子のディスプレイ部門も厳しいとは思いましたが、LGディスプレイ以上の巨額営業損失を出していたというのが個人的には驚きです。
【業績速報】LGディスプレイ、LGイノテックともに第1四半期は赤字

 

 

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