【速報】韓国2019第1四半期実質経済成長率マイナス、設備投資IMF以後最悪

「成長率ショック」韓1四半期-0.3%マイナス成長…設備投資IMF以後最悪

5四半期ぶりにマイナス成長…金融危機以降の最低

 

今年第1四半期(1〜3月)の実質国内総生産(GDP)成長率が輸出不振と設備投資の悪化などで-0.3%(前期比)後退した。過去2017年第4四半期(-0.2%)以来5四半期ぶりにマイナス成長であり、世界的な金融危機の時期であった2008年第4四半期(-3.3%)以来41四半期ぶりの低水準だ。これは0%台前半を予想していた専門家の予想を大きく下回ったもので、韓国の経済状況が予想よりも悪化したことを意味する。特に設備投資の増加率がIMF外国為替危機時代だった1998年第1四半期(-24.8%)以来の低水準まで下落した。

25日韓国銀行が発表した「2019年第1四半期の実質国内総生産(速報)」によると、今年第1四半期の実質GDP成長率は前期比0.3%下落した。民間(0.1%)と政府消費支出(0.3%)が増加したが、輸出(-2.6%)が減少し、設備投資(-10.8%)と建設投資(-0.1%)が減少傾向に転換した影響である。

民間消費はサービス(医療など)と準耐久財(アパレルなど)の消費が減少したが、耐久財(家電製品など)が増え、前四半期比で0.1%増加した。これは2016年第4四半期1.4%以来9四半期ぶりの最低値だ。政府消費は、健康保険給付支出を中心に0.3%増加した。建設投資は、住宅建設土木建設が減少0.1%減少し、輸出は、LCDや半導体などの電気・電子機器を中心に2.6%減少した。輸入は3.3%減少した。機械および装置、鉱産物(原油、天然ガス)などが減った結果だ。

この中で最も目立つのは、設備投資だ。設備投資は機械類(半導体製造用装置など)と輸送機器の両方が減少した影響で10.8%急減した。特に半導体製造用装置の投資が低調だった。設備投資の成長率は、1998年第1四半期-24.8%を記録した後、84四半期ぶりの低水準だ。

経済活動別国内総生産は、製造業を中心に減少した。農林漁業は農産物の生産が増え4.7%増加したが、製造業は、電気・電子機器、化学製品などが減少し、2.4%減少した。電気ガス水道事業は、電力販売量が低調なため7.3%減り、建設業は、住宅建設土木建設が悪化の影響で0.4%減少した。サービス業は、卸小売と飲食・宿泊業、健康、社会福祉業などが減少したが、情報通信、金融、保険業などが増え、0.9%増加した。

実質国内総所得(GDI)は交易条件が改善され、0.2%増加したと集計された。

news1
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=421&aid=0003956663


今年の第1四半期の経済成長率が韓国銀行から発表されました。
参考 2019년 1/4분기 실질 국내총생산(속보)韓国銀行

四半期ごとのGDP成長率推移

韓国銀行から発表された資料を整理し次第、こちらのページに追加していきます!
追記:2019.4.25 13:00以下の資料を追加しました。すべて上記韓国銀行の公開資料が出典となります。

 

支出構成要素による経済成長率

設備投資の-10.8%はひどいですね。。。気になるのは、商品・サービスの輸出と輸入(-2.6%,-3.3%)で、商品の輸出と輸入(-2.9%, -3.3%)は、貿易で経済を支えている韓国としては厳しい数字ではないでしょうか。

 

経済活動種類別の成長度

商品の輸出がマイナスになっているということで、やはり「製造業」がマイナスになっています。電気・ガス・水道事業の−7.3%と前年同期の−7.0%は、もしかしたら文在寅政権の”脱原発”が原因?思い当たるものがあとは、原油や天然ガスの価格変動に関係することですが…

 

経済活動別および支出項目別成長寄与度

表の真ん中より上の方の国内総生産(GDP)が−0.3%で…太字にしています2017Q4以来のマイナス成長です。

 

民間と政府に分解して寄与度を見ると… 民間0.4%:政府−0.7% → GDP −0.3%
つまり、民間は成長に寄与したが、政府は寄与していないということに…2018年Q4の場合、民間−0.3%:政府1.2%で、政府支出によって経済成長したのですが….

 

気を取り直して、内需と純輸出を見てみましょう….内需−0.5%:純輸出0.2%なので、内需が前年同期より低迷しています。純輸出は0.2%ですがプラスです。輸出は成長に寄与していますが、内需は不振だったということになります。

本当は内需から行くべきですが、純輸出からみていきます。輸出から輸入を引いたら”純輸出”になります。2019年Q1をみると、輸出−1.1%:輸入−1.3%….輸入が多いので純輸出が0.2になると…

純輸出 0.2 =  輸出−1.1%   − (輸入−1.3%)
0.2 = 1.1% – (-1.3%)

輸出が以上に輸入が減少したから、純輸出がプラスという….

次は、内需をみていきましょう。総固定資本形成の設備投資−0.9%が目立ちますね。総固定資本形成の内容を見ると、民間−0.1%:政府−0.7%ということなので、設備投資が前年比で落ち込んだのは、政府の設備投資が減少したと言えます。

 

寄与度についてまとめると

MEMO
  • 生産面では、サービス業は寄与度が0.5%と高いが、輸出の要である製造業が−0.7%が衝撃的な悪さ
  • 支出面では、①政府が成長への寄与度が低い。総固定資本形成の政府寄与−0.7%が響いて、設備投資−0.9%になっている、②輸出だけでなく輸入もマイナスで輸入の寄与度マイナスが大きいので、純輸出がプラスに転じているという貿易で経済が成り立っている韓国としてはかなり良くない成績表

という感じです。

ただ、個人的な意見としては、2018年は本当に半導体の好景気がすごかったので、輸出・輸入の成績表が悪いのは致し方なしかなと思います。ただ、政府はもう少し設備投資などをした方がよかったと思うのですが…どんな対策をされるのでしょうねw

 

ニュースのコメント欄が例のごとく「文災害が〜〜」という感じで、大統領批判が広がっています。


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