現代商船、世界海運BIG2と協力案議論

現代商船ぺ・ジェフン社長、ヨーロッパで世界的な船会社と協力案を議論

 

先月就任したぺ・ジェフン現代商船社長が世界へ歩幅を広げ始めた。

現代商船はぺ・ジェフン社長が22日、ヨーロッパを訪問し主要荷主、世界的な船会社と協力方法を議論すると21日、明らかにした。

ぺ社長は22日、英国に出国して、ロンドンにある現代商船ヨーロッパ本部職員を激励し、欧州の主要荷主と会い、信頼関係を強化する。

また、国際海事機関(IMO)イム・ギテク事務総長と会い、来年発効予定の硫黄酸化物(SOx)の規制と今後実施される二酸化炭素(CO₂)排出量の規制にも意見を交わす。

さらに、ぺ社長は、今回の訪問で、デンマーク、スイスをある世界1位の船会社マースクと2位のMSCの関係者に会い、協力拡大を模索する。

マースクとMSCは、世界海運同盟”2M”を通じて世界の海運市場を主導している。現代商船は2Mに加入することはできなかったが、戦略的な協力関係を結んでいる。現代商船と2Mは、来年3月に終了する同盟を維持する交渉を進めている。

ファイナンシャルニュース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=014&aid=0004214978


世界の海運会社は、海運同盟に参加しなければ、近海地域の海運以外の運営は難しいのが現状です。単一の会社の営業力では、自社のコンテナ船を満杯にする力がなく、船舶の運営効率が悪いので、同盟を組んでコンテナを確保するようにしています。

世界の海運同盟は記事に出ていた2M以外に2つの海運同盟があります。

 

2019年4月現在 世界の海運同盟と海運会社

海運同盟 会社名 ランク TEU
2M マースク デンマーク 1 4,119,107
MSC スイス 2 3,385,175
現代商船(提携) 韓国 9 436,768
オーシャン・アライアンス CMA CGM フランス 4 2,661,799
COSCO 中国 3 2,822,551
長栄海運 台湾 7 1,245,643
ザ・アライアンス Ocean Network Express 日本 6 1,557,143
ハパックロイド ドイツ 5 1,700,337
陽明海運 台湾 8 673,354
ZIM(提携) イスラエル 11 305,247

※TEUとは、コンテナ船の積載能力やコンテナターミナルの貨物取扱数などを示すために使われる、貨物の容量のおおよそを表す単位。

Ocean Network Express(ONE)は、日本郵船・商船三井・川崎汽船の日本の海運会社3社が共同で設立したコンテナ船の会社です。 海運大手が買収を繰り返して会社が減り、自然と現代商船がTOP10入りしたのは内緒。

 

2019年4月現在 海運同盟別搭載能力

海運同盟 TEU
2M 7,504,282
オーシャン・アライアンス 6,729,993
ザ・アライアンス 3,930,834

※提携除く

 

上図は資料は以下のリンクから作成
参考 Alphaliner TOP 100 / 22 Apr 2019Alphaliner 参考 海運アライアンスwikipedia

 

本題の現代商船のことに話を戻しますと、

韓国はかつて、韓進海運と現代商船の2つの大手海運会社がありましたが、ともに経営危機に陥り、両社国に支援を求めたところ、いくつかの条件の1つとして”2017年4月から新たな枠組みになった新海運アライアンス加入”というものがありました。

そのため、両社アライアンスに加入する努力をし、韓進海運はアライアンスに加入することができましたが、現代商船は加入できたと言いながら、後から判明したのですが、実は加入ではなく単なる提携でした。。。

普通ならアライアンス加入が条件であれば、韓進海運は支援を受けて、現代商船は支援を受けられないとなるはずなのですが、”政治の力”が働き、韓進海運は支援してもらえず、物流が大混乱に…。

参考 韓国海運破綻で世界中が大混乱、コンテナ船が1カ月“漂流” 「家族が危篤なのに…」船長に非情な命令産経新聞

 

条件を満たしていない現代商船が、なぜか支援を受けることになりました。

ただ、支援を受けることになった2016年〜2017年当時の現代商船は、海運会社のTOP15にさえ入っていない弱小海運会社でしたので、政府の支援を受けてコンテナ船を増やし規模を大きくし、また、政府の支援を受けて運転資金を賄っているというのが現状の会社です。当然弱小だったので、今もず〜〜と赤字です。

 

社長さんは張り切ってマースク・MSCと会談しますが、海運アライアンスの搭載能力をご覧いただければ、2M(マースクとMSC)が他を圧倒しているのをご理解ただけると思います。

なので、2Mとしては北米航路以外は、現代商船が同盟にいる意味がほぼないので、同盟に参加させるより現状維持の提携を続けるのではないかというのが個人的な意見です。

 

現代商船の企業情報・財務情報がご覧いただけます。
現代商船【企業基本情報】 4〜5年連続で赤字続きで四半期でも15四半期以上赤字が続いていたと記憶しています。

 


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