サムスン電子、ファウンドリ超格差始動…5ナノ超微細工程開発

サムスン、ファウンドリ超格差始動…5ナノ超微細工程開発

世界初の7ナノ量産に続き、非メモリ1等へ早足

極紫外線技術ベース5ナノチップ
従来より小さく電力効率高い
5G・AIなど4次産業革命の必需品

サムスンファウンドリシェア19%
1位台湾メーカーとの差、狭まる

サムスン電子が、ファウンドリ(半導体委託生産)で従来よりも電力効率を20%、性能は10%高められる’5ナノ工程’開発に成功した。ファウンドリ市場1位の台湾TSMCに追付き、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が今年初めに公開した目標‘2030年非メモリ(システム半導体、ファウンドリ)1位’を達成するための市場攻略がさらに速度を出すものと見られる。

ファウンドリの発展は、韓国の脆弱部門の1つであるファブレス(半導体設計専門)会社を育成する上でも役立つが、サムスン電子は国内の中小ファブレス企業を支援し”半導体生態系”を強化することにも積極的に取り組む予定である。

サムスン電子は16日極紫外線(EUV)技術を元に’5ナノ工程’開発に成功したと明らかにした。ナノ工程は、回路幅を100㎚以下に減らして半導体を作る工程をいう。5ナノ工程は半導体素子に入る回路線幅が5㎚級(髪の毛の太さの2万4000分の1程度)であることを意味する。ナノ工程が微細になるほどチップの大きさを減らすことができ、電力効率も高めることができる。

これと共に、チップが小さくなり、ウェハー当たりの生産量が増え、原価競争力も高くなる。今回開発された5ナノ工程は従来の7ナノ工程に比べて、チップ電力効率は20%、性能は10%がよくなり、サイズも小さくできるというのがサムスン電子説明である。EUVはウェハーに光を当て、回路を刻む時に活用される光源だが、以前に使用されたフッ化アルゴンよりも微細工程を進展させるために有利であるという評価が出ている。

5ナノ工程は現存する最高難度の超微細工程である。公式の発表はなかったが、ファウンドリ市場1位のTSMCだけが開発に成功したという。今回の5ナノ工程開発で、サムスン電子が育成しているファウンドリ事業にさらに弾みがつくことになった。同社は今年初め、業界で初めてEUVの工程を適用した7ナノ製品の量産を開始し、今月中に本格的に出荷する予定だ。 また、6ナノ工程基盤製品は、大型顧客と生産協議を進めていて製品設計が完了し、今年下半期に量産する計画だ。5ナノ工程の量産は来年に始まるものとみられる。

サムスン電子は昨年世界市場でDRAMのシェア44.8%で圧倒的1位をマークし、’メモリ最強者’を維持している。しかし,非メモリではまだ韓国メーカーの存在感はそれほど大きくない。ガートナーなどによると、世界半導体市場でメモリの割合は30.1%ほどであり、残りは非メモリだ。サムスン電子、SKハイニックスなどを含め韓国企業がメモリ市場で占めるシェアは64.5%に達するが、システム半導体では韓国のシェアは3%に止まっている。

李副会長は、今年初め”2030年にはメモリ1位はもちろん、非メモリーでも1位を達成する”というファウンドリとシステム半導体を積極的に育成する計画を明らかにした。同社の核心戦略として△現在2位のモバイルAP(アプリケーション・プロセッサ)とイメージセンサー競争力強化△知能型の車両走行ソリューションのための半導体開発拡大△ファウンドリ首位(TSMC)追い上げなどが挙げられる。

今回の5ナノ工程開発は’非メモリ1位’を達成するための競争力の土台になり、ファウンドリ市場で影響力を高めることにも大きく役立つことになるものとみられる。トレンドフォースによると、昨年第1四半期の世界ファウンドリ市場でTSMCはシェア48.1%に1位をマークしていて、サムスン電子が19.1%でその後を追っている。

サムスン電子は、ファウンドリ事業の育成が、半導体設計を専門とするファブレス会社を育成し、半導体生態系を強化するのにも役立つと見ている。ファウンドリは半導体設計だけでなく、装備、素材など多様な企業がともに成長して、前方·後方関連効果が大きい。

IC Insightsによると、昨年世界ファブレス市場で米国が68%で圧倒的1位を記録し、台湾(16%)、中国(13%)などがその後を継いだ。グローバル50大ファブレスメーカーのうち韓国企業は1社にとどまるほどシステム半導体の設計能力が低い。これにより、サムスン電子はSAFE(Samsung Advanced Foundry Ecosystem)プログラムと5ナノをはじめとする超微細工程を国内中小ファブレス企業に提供して超小型・省電力・高性能製品を生産できるよう支援する予定だ。SAFEはサムスンのファウンドリ協力会社、顧客会社などが優れた製品をデザインできるように設計·検証を支援したり、サムスンの知識財産権を活用できるようにした制度だ。

また、サムスン電子は1枚のウェハーから多くの種類の半導体製品を生産する’MPW(Multi Project Wafer)サービス’を最新の5ナノ工程まで拡大してファブレスメーカーの様々な生産の要請に応じる予定だ。

ベ・ヨンチャンサムスン電子ファウンドリ事業部副社長は「サムスン電子のEUVベースの最先端の工程は、性能や設計資産などで様々な強みを持っており、5G、人工知能(AI)、電装など新規応用先を中心に多くの需要が予想されている」、「今後も先端プロセスソリューションとして未来のシステム半導体産業をリードしていくだろう」と説明した。

毎日経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=009&aid=0004339896


同じサムスンでもルノーサムスンの記事ばかりご紹介していたので、サムスン電子の動向を完全に放置していました。

2019年の第1四半期は、”メモリ半導体”の価格下落の影響で営業利益が激減してしまいましたが、それでも利益の大半が半導体事業からなので、サムスン電子は今後も半導体事業に注力する方針。

【業績速報】サムスン電子暫定業績発表、営業利益前年比60.4%減少 第1四半期の業績はこちらでご覧いただけますが、韓国国内では衝撃のニュースとして配信されていました。ただ、利益は減りましたが、まだまだ黒字なので、ヲワタwwwというような話ではないです。

サムスン電子は、今後も半導体事業に注力する方針が、記事にもありましたが、今までは”メモリ半導体”だけでしたが、今後は”非メモリ半導体”事業も一層強化していくということです。

サムスン電子、車載用半導体・ファウンドリで成果 サムスン電子、ファブ市場シェア19.1%で2位 実はファウンドリ事業は結構な成果を出し始めています。

今まで業績を引っ張ってきた”メモリ半導体”事業も捨てる訳ではなく、ライバル企業に“超格差”をつけて追いつけないようにするという戦略を掲げています。

 

この記事は長期的なビジョンのような話も含まれていましたが、現実に引き戻すと2019年の第2四半期の業績も期待薄のよう…スマホ販売がんばってもらうしかないみたいです。

サムスン電子【企業基本情報】 業績推移や株価チャートなどをご覧いただけます

 

 

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