石油化学業界、第1四半期の業績不振予告 前期比50%減

石油化学業界、市況回復遅く第1四半期の業績不振予告

1Qの当期純利益LG化学53%↓、ロッテケミカル43%↓、ハンファケミカル56%↓

 

国内の石油化学業界が、市況がなかなか回復せず、第1四半期の業績が低迷する見通しだ。証券会社各社はLG化学、ロッテケミカル、ハンファケミカルなど石油化学企業の第1四半期の営業利益を前年比最大50%まで減少するだろうと見込んだ。

5日、市場調査会社FnGudieによると、LG化学の第1四半期の予想売上高が7兆1336億ウォン、営業利益は3915億ウォン、当期純利益は2590億ウォンをそれぞれ記録する見通しだ。売上は前年(6兆5536億ウォン)と比較して8.8%増加した。しかし、営業利益は前年と比較して39.8%、当期純利益は53.1%それぞれ減少した。

ロッテケミカルの今年第1四半期の予想売上高は前年同期(4兆1232億ウォン)比7.3%減少した3兆8206億ウォン、営業利益は43.4%減少した3745億ウォンをそれぞれ記録する見通しだ。 当期純利益は43.2%減少した3084億ウォンと予想される。

ハンファケミカルも状況は似ている。ハンファケミカルの今年第1四半期の当期純利益は前年同期(2925億ウォン)の比較しておよそ55.9%減少した1289億ウォンを記録するものとみられる。これにより、SK証券はハンファケミカルの目標株価を2万7千ウォンから2万5千ウォンへと下方修正した。

このような低調な実績の主な背景には化学市況が改善されないからだ。特に、米国のECC(エタンクラッカー)設備とNCC(ナフサクラッカー)を中心とした中国および製油会社の石油化学設備増設によって石油化学製品のスプレッドが悪化している。中国の新増設の規模だけでも1110万トン/年と昨年の世界需要の7%に達する。

LG化学は予想より不振となった3月市況と大山NCC設備の定期保守、国内ESS(エネルギー貯蔵装置)の火災事故について引当金費用の反映などが代表的な悪材料だ。さらにPO(ポリオレフィン)のスプレッド悪化も予想される。しかし、ABS/EP(電子製品および自動車用プラスチック)とPVC(建設用プラスチック)などで需要回復の可能性もある。

ロッテケミカルはエチレン市況とPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、MEG(エチレングリコール)スプレッドに最も大きな影響を受ける。しかし、エチレンスプレッドは2月中旬600ドル/tを突破した後、先月末430ドル/tまで縮小した。また、米国の中国向けプラスチック輸出を再開する場合、エチレン·スプレッドの悪化は深刻になる見通しだ。

ハンファケミカルは、主力商品であるPVC(ポリ塩化ビニール)が昨年第4四半期1トンあたり859ドルから第1四半期887ドルで良好な市況を見せた。ただ、LDPE(低密度ポリエチレン)は昨年第4四半期と比較して1トン当たり44ドル減少した1050ドルを、苛性ソーダは1トン当たり354ドルから318ドルで、TDI(トルエンジイソシアネート)は1トン当たり2829ドルから1967ドルで合わせて弱気を見せた。

業界関係者は「各社ごとに主力商品と収益ポートフォリオは多様だが、全般的な石油化学業況の不振が続き、実績に悪影響を及ぼしている」とし「ただLG化学はバッテリー事業などを強化し、ロッテケミカルは石油化学の高度化、ハンファケミカルは太陽光などを通じてリスク分散に乗り出している」と述べた。

アイニュース24
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=031&aid=0000487804


2019年の年初から石油化学業界の今年の業績はあまり良くないだろうと予想されていましたが、案の定前年同期比で大きく業績を悪化させました。
[2019韓国業種別予測4:石油化学]内需鈍化・供給過剰懸念

韓国の石油化学業界は、半導体業界とともに2017年・2018年の韓国の好景気を支えていた2大業界と言えます。そのため、業界各社の社員のボーナスはうなぎのぼりだったのですが…。今年はボーナスの中身は期待できないかもしれません。

それにしてもこの記事では、記事内の資料では、LG化学・ロッテケミカル・ハンファケミカル・錦湖石油化学と4社の業績予想を紹介しておきながら、記事での錦湖石油化学への言及は”0”…この扱いはかわいそう。

錦湖石油化学は、もともと錦湖アシアナグループの企業でした。錦湖アシアナグループと言えば、今、韓国で経営がやばいと話題になっているアシアナ航空が所属するグループです。ただ、錦湖アシアナグループのオーナー兄弟(2世)が喧嘩別れして、アシアナ航空を兄が経営、錦湖石油化学を弟が経営というように、完全に経営を別物にしてしまいました。と言っても、完全に分離されているわけでもなく、アシアナ航空の株式のうち10%程度は、錦湖石油化学が保有しています。

錦湖石油化学は、石油化学業界の業績悪化だけでなく、今回のアシアナ航空の問題でもダメージを受ける可能性がゼロとは言えないのが現状なので、今期の業績はあまり期待できないかもしれませんね〜

 

国内ESS(エネルギー貯蔵装置)の火災事故について引当金費用の反映などが代表的な悪材料だ。

韓国でも太陽光発電を促進しておりまして、昨年から太陽光で発電した電力を貯蔵する設備ESSの火災が相次いでいます。おおよそ1〜2週間に1度の割合で火災が発生しており、発電しているのか火災を起こしているのかわからない状況に…(ただ、先日の大規模火災とESS設備はまったく無関係です)

 

石油化学業界各社紹介
LG化学【企業基本情報】 ロッテケミカル【企業基本情報】 ハンファケミカル【企業基本情報】 錦湖石油化学【企業基本情報】

 

政権の実力が試される時期に相次いで災害や業績悪化….


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