アシアナ航空、過度な航空機リース経営が足かせに

アシアナ航空、過度な航空機’リース経営’が足かせ…’自転車操業’で財務構造も悪化

  • [なぜ会計トラップに陥ったのか]
  • 外形成長集中82機中50機リース
  • 年2.8兆のリース料・整備費も負担
  • 永久債など通じ、足元の火を消す
  • 刷新・業況支えあれば回復可能

アシアナ航空が財務構造改善作業を行っていたにもかかわらず、会計法人が経営の持続性に疑問を提示し、波紋を起こしている。暫定業績の公示を通じて明らかにした当期純損失は104億ウォン(10.4億円)から1,050億ウォン(105億円)と10倍も増えた。営業利益も1,783億ウォン(178.3億円)から886億ウォン(88.6億円)に減った。会計法人は再監査の過程でコストがさらに増えるものと予想している。永久債の発行などを通じて財務構造改善に乗り出したアシアナ航空はどうして会計の落とし穴に落ちたのだろうか。アシアナ航空の足を引っ張ったのは見かけを大きくするために、過度に借りた航空機費用であるものと把握される。

22日、三逸(サミル)会計法人が’限定意見’の事由に挙げた引当金、マイレージ繰延収益の測定、損傷有無形資産などのうち運用リース航空機の整備義務と関連した引当負債がアシアナ航空を監査意見限定に追いやった。簡単にいうと、費用を会計に反映させていないと会計法人は見ているのだ。昨年6月末現在、アシアナ航空の全航空機82機のうち50機が運用リース航空機だ。運用リース航空機の割合が全体の61%で、17%に過ぎない大韓航空(164機のうち28機)に比べて3倍ほど高い。世界主要航空会社と競争し、全世界の主要地域に路線を増やし、多くの航空機を借りて運用している。

借りた航空機はアシアナ航空が稼いだお金を吸い取った。キウム証券の推定によると、アシアナ航空が1年に支払うリース料だけ売上高の40%程度の2兆8,000億ウォン(2800億円)に達する。借りた航空機は返すとき貸主に原状復旧をして返さなければならない。整備が義務付けられているも同然であり、費用が出なければならない。これと同様に自動車会社は車を売る際、会社が約束した整備サービスにかかる費用を算定して販売保証引当金を積む。支出がほとんど確実な偶発債務だからだ。サミル会計法人は、このように支出が確実な整備費を引当金として計上していないと考えたのだ。アシアナ航空はこの費用を航空機を返すときに、一度に処理すれば良いという立場を表明したという。業界ではアシアナ航空が’韓進海運のジレンマ’に陥ったと見ている。買収合併専門の公認会計士は「韓進海運も当時、全世界の主要路線で運行するために過度に船を借りて運用し、年間兆単位の用船料を負担し、結局破産した」、「見かけを大きくすることに重点を置いた経営のせい」と説明した。

アシアナ航空も、かつての韓進海運のように外部環境に経営の期待をかけなければならない立場に追い込まれた。今年到来する約9,500億ウォン(約950億円)の借入金に対する満期を延長したり、返済していくとしても、経営的に収益を上げられるかは未知数だ。天文学的な運用リース費用に加えて国際原油価格まで上昇し、ウォン安になれば、収益は急落する。現在、アシアナ航空は一種の’自転車操業’をしている。永久債(株式と債券の性格を同時に持った新型資本証券で劣後債より返済順位が後の順位)で1,500億ウォンの資金を調達したが、財務構造は危険水位だ。だからといって、グループを頼ることもできない。錦湖(クムホ)アシアナグループは高い借入金比率ですでに市場の信頼を失った。負債削減について努力したと言うが、昨年末の負債比率は364.3%に達する。2017年比30%減ったが、依然として借入金は3兆9,521億ウォンに達する。サミル会計法人が’企業の継続性の有無’に対する疑問を提起したのもこのためだ。
※注意:記事内の負債比率はクムホアシアナグループの負債比率と思われます。借入金は過去の有価証券報告書を見る限り、アシアナ航空のものと思われます。

状況が悪化すれば、昨年4月、アシアナ航空と財務構造改善の了解覚書(MOU)を締結した産業銀行が融資の回収に乗り出す可能性もある。アシアナ航空の関係者は「限定意見は営業能力やキャッシュフローとは無関係な会計上の相違」とし、「史上最高売上額を更新し、経営が順調なだけに、監査意見が’適正’が出るように努力する」と話した。

ソウル経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=011&aid=0003525551


木曜日の夜から韓国の経済面を賑わせているアシアナ航空ですが、状況をわかりやすく解説した記事がでてきたので、ご紹介しました。結局、費用が増えすぎて資金繰りが厳しくなってしまったということのようです。


記事の前半で利益が増えた・減ったと書いているのは、この表の内容を指しています。2月14日に暫定業績速報として発表された数字が”2019.2.14″で、昨日公示された業績が”2019.3.22″になります。他社の場合、暫定と実際の数字に大きな差異がないのが普通ですが、日本円で100億円規模も変化があるということで衝撃があり、さらにここからさらに営業利益・当期純利益が減少する可能性があるということなので、もう終わっているというところです。(※部分2.13とありますが、正しくは2.14です)

ソフトバンクと比べてみました

日本で借入が多いと言われている企業として、ソフトバンクが有名かと思いますので、軽くソフトバンクと比較してみたいと思います。

1. 負債比率比較

  • ソフトバンク:480.8%
  • アシアナ航空:625%

2. 借入月商比率比較(売上は年商を12で割った数字を使用)

  • ソフトバンク:22.42
  • アシアナ航空:6.98

ソフトバンクについてはこちらの数字を使用しました
参考 ソフトバンクグループ株式会社 ロイター

結局は、借入を返済できて、資金繰りが安定して、会社が継続していれば問題ないのですが、アシアナ航空は、結構な借金地獄みたいで…ソフトバンクって大丈夫なのでしょうか?

 

状況が悪化すれば、昨年4月、アシアナ航空と財務構造改善の了解覚書(MOU)を締結した産業銀行が融資の回収に乗り出す可能性もある。アシアナ航空の関係者は「限定意見は営業能力やキャッシュフローとは無関係な会計上の相違」とし、「史上最高売上額を更新し、経営が順調なだけに、監査意見が’適正’が出るように努力する」と話した。

キャッシュフローも会計だけどね。売上がデカくてもお金が回収できなければ、借入金返済が滞る可能性がありますから。。。

なんとなく売却or倒産という流れになりそうな気が…

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