自動車向けバッテリー無限競争④SKイノベーション編

電気自動車向けバッテリーの特集記事で読んでいてなかなか面白かったので皆さんにご紹介いたします。今日までに5回特集がありこちらはその4回目の記事になります。

[自動車向けバッテリー無限競争④]逆転したSKイノベーション、世界トップ3目標に

  • ハンガリー・中国・米国に生産工場…2022年までに4兆5052億投資
  • 生産能力4.7GWhから60GWhに10倍以上急成長期待

電気自動車バッテリー業界後発ランナーであるSKイノベーションは’受注後投資’戦略を捨てて攻撃投資に乗り出している。

キム・チュン総括社長は2017年忠清南道瑞山バッテリー工場の増設を決定し「SKイノベーション電池事業は、当社の優れた技術力と安定的な供給能力に対する世界の自動車メーカー各社の信頼を基礎に、毎年成長を繰り返してきた」、「国内外の電気自動車バッテリー市場攻略を強化して、今後の世界トップ3のバッテリー企業を目指す」と強調した。

会社は現在ハンガリー、中国、米国に電気自動車バッテリー生産工場を建設している。2022年までにこれと関連して確定した投資金額だけで計4兆5052億ウォンに上る。

これまでSKイノベーションは先に販売先を確保した状況で工場を建設して不確実性を最小化する戦略を取っていたが、バッテリーの成長率が急騰したため、先行投資に力を入れることになった。

会社は、先月、ヨーロッパに第2電気自動車バッテリー工場を建設するため、9452億ウォンの投資を決議した。ヨーロッパ第2工場は昨年3月、ハンガリーコマーロム市に着工して建設中の第1工場敷地内に延べ面積約3万5000坪規模で建設される。

コマーロムは首都ブダペストから110キロ離れた地域でSKイノベーションは昨年3月から8400億ウォンを投資して、サッカー場約60個の規模(43万平方メートル)の敷地に7.5GWh規模の電気自動車バッテリー工場を建設している。

SKイノベーションは「急成長しているヨーロッパ電気自動車市場の変動に先制的に対応してヨーロッパ自動車市場内での立場を強化し、真っ向勝負しようとこのような決定を下した」、「第2工場が完工すればSKイノベーションは、ヨーロッパで現在建設中の工場の2倍以上の生産能力を確保することになる」と説明した。

先立ってSKイノベーションは、今年初めにアメリカジョージア州に1兆9000億ウォンを投資してバッテリー工場の建設に乗り出し、昨年8月には中国常州に8200億ウォンを投資して工場を建設している。

予定通り量産が始まれば、SKイノベーションの総生産規模は現在4.7GWhから2022年には60GWhに達すると予想されている。具体的に、国内瑞山(4.7GWh)、ハンガリーコマーロム(7.5GWh、1次)、中国常州(7.5GWh)、アメリカジョージア(9.8GWh)を含めたバッテリー生産能力だ。

ファン・ソンヒョン、ユジ投資証券研究員は報告書で「SKイノベーションのハンガリーバッテリー第2工場設立投資は、従来のヨーロッパ投資計画に含まれてすでに知られていたのだが、受注残高が急激に増加し、従来のガイダンス比目標キャパを急速に格上げしたことが意味のあるように解釈される」、「最近、メタル価格の下落で変動費減少、キャパの増加で固定費を削減して2020年下半期にはバッテリー事業の損益分岐点達成が可能だろう」と見通した。

世界1位の完成車メーカーのフォルクスワーゲンに電気自動車向けバッテリーを供給することに契約を結び、技術力においては世界トップ圏企業と肩を並べたという評価を受けている。

SKイノベーションは2017年8月、国内外のバッテリー業界で初めて中・大型パウチニッケル・コバルト・マンガン(NCM)8対1対1の割合のバッテリーの量産を開始した。中大型バッテリーはニッケル含有量が高いほどエネルギー密度が高まり、走行距離が増える。

受注残量も300GWレベルに増えて40兆ウォンに上る受注額を確保したという。業界1位であるLG化学の受注残高が80兆ウォン前後であることを考えると、半分レベルにまで追撃したわけだ。

化学企業としてのノウハウを発揮して次世代バッテリーの開発も本格化した点も注目に値する。

SKイノベーションは、米国のバッテリー技術の開発会社’ポリプラスバッテリーカンパニー’とリチウム金属電池の開発に向けた共同開発協約を締結した。

リチウム金属電池は黒鉛に比べ10倍以上の容量を持つリチウム陰極を使い、エネルギー密度が約1000Wh/ℓ程度で、リチウムイオン電池よりエネルギー効率が2倍ほど高い。

2021年下半期まで導電性ガラス分離膜に対する研究を終えて、これをリチウム金属電池の開発に適用する計画だ。

導電性ガラス分離膜はリチウム金属電池を安定化するのに必要な核心技術で、素材の開発に成功した場合、リチウム金属電池の商用化時期が繰り上げられることにSKイノベーションは期待している。

業界関係者は「化学会社が電気自動車バッテリーを生産する際に有利な点の一つは自主的に素材を生産して内在化できるという点」とし、「電解質と正極材・負極材を活用してバッテリーを作る技術には化学会社が特化している」と評価した。

newsis
ttps://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=003&aid=0009115199


SKイノベーションは自動車用バッテリー関係では1回だけ記事を紹介したことがありました。
SKイノベーション、欧州でバッテリー生産工場1000億円規模投資 個人的には、石油元売・石油化学の会社のイメージが強いので、自動車バッテリーと聞いてもぴんと来ない会社なのですが立派にシェアも獲得しているようです。

【SKイノベーション-生産能力データ】
2018年:4.7GWh
2022年:60GWh
【LG化学-生産能力データ】
2017年:35GWh
2018年:70GWh
2020年:100GWh〜110GWh(電気自動車185万台レベル)

LG化学の生産能力と比較するとまだまだのようですが、受注残高は1/2程度残っているのが経営的には優秀と言えますね。

ちなみに、韓国時価総額ランキングだと
3位:LG化学
17位:SKイノベーション
21位:サムスンSDI
という順になります。

⑤はまとめのような記事になります。

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