現代自動車、5年で4兆5000億円投資実行 行動主義ファンド対策か?

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現代自動車、5年間45兆投入…チョン・ウィソン号’スマートモビリティ’に速度出す

  • 新車開発・未来技術の確保に投入
  • 2022年の営業利益率7%達成目標
  • 常時流動性も最大15兆の維持

現代自動車が今後5年間研究開発(R&D)などに45兆ウォンが超える資金を投入する。原価構造を改善し、経営の効率性を高めて現在2%台に過ぎない営業利益率を7%台まで引き上げるなど収益性改善にも積極的に乗り出す計画だ。企業価値と株主価値を高めてエリオットなど世界的な行動主義ファンドの経営権攻撃に積極的に対応するという狙いが読み取れる。

右側のハングルは、記事の最後で翻訳したものを掲載しています

現代自動車は27日、ソウル汝矣島全経連会館で’CEOインベスターデー’を開催し、このような内容の’中長期経営戦略及び重点財務戦略’を公開した。

まず、現代自動車は来る2023年までに計45兆3,000億ウォンを投資することにした。年間9兆ウォンに達する規模であり、これは過去5年間の現代自動車年平均投資額(5兆7,000億ウォン)より3兆ウォン以上多い。

細部を見ると新車開発などR&Dに20兆3,000億ウォンを投入し、施設および装備の保守と老朽化した生産設備改善など経常投資に10兆3,000億ウォンを投資する。未来自動車技術には14兆7,000億ウォンが投入される。

新車開発は世界自動車需要を先導するSUVと高級車を中心に進められる予定だ。2017年4つしかモデルがなかったSUVは2020年まで8つのモデルに拡大し、高級車ブランドであるジェネシスの米国販売にもより注力する計画だ。実際、現代自動車はジェネシスのアメリカ高級車市場シェアを1.6%(1万580台)から今年4.8%(3万1,000台)まで増やすという目標を立てた。

現代自動車の関係者は「今年から様々な新車が相次いで発売されるだけに、’新車ビッグサイクル’がより大きな効果を出せるように引き上げる計画」と話した。

鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ首席副会長が明らかにした’スマートモビリティソリューション提供企業’を目標に14兆7,000億ウォンが投入される未来技術分野は、車両の共有などスマートモビリティ分野に6兆4,000億ウォン、車両電動化に3兆3,000億ウォン、自律走行とコネクターテレビに2兆5,000億ウォン、先行開発などに2兆5,000億ウォンが投入される。

特に電動化分野では電気自動車と水素電気自動車についての技術優位をさらに強化していくことにした。2020年の電気自動車向けプラットフォームを発売して、水素電気自動車は2030年まで8兆ウォンを投資して50万台生産体制を構築することにした。さらに、自律走行など未来のスマートカー開発のために先端運転者補助システム(ADAS)と自律走行技術を高度化し2021年には国内で自律走行ロボタクシーをテスト運営する計画だ。

最近、大幅に悪化している現代自動車の収益性も大幅に引き上げるという目標を立てた。現代自動車はまず2020年まで自動車部門の営業利益率を7%、自己資本利益率(ROE)9%水準を達成するという具体的な数値を提示した。昨年末、現代自動車の営業利益率は2%台まで下落し、ROEもやはり1.9%を記録している。現代自動車が具体的な収益目標を明らかにしたのは今回が初めてだ。ROEは投入した自己資本がどの程度の利益を示すか示す指標だ。さらに、フリーキャッシュフロー30~50%の配当基調を維持しながら、世界の業界平均水準の配当性向を維持することにした。イ・ウォンヒ現代自動車社長は「競争力を高めるため、投資を拡大し、多角的な株主価値向上の努力を通じて、約束した水準以上のROE達成を早期に見せる」と自信を見せた。

これと共に現代自動車は持続可能な成長に向けて約14兆〜15兆ウォン水準の必須流動性を確保して、急変する自動車業況に積極的に対応することにした。世界自動車業界は運転資本と偶発リスク対応などに備えて、24兆~25兆ウォン水準の流動性を確保しているという。

現代自動車の関係者は「経営活動に必要な最小運転資本とともに毎年1兆ウォン水準以上の市場親和的な配当のための適正財源確保が必要だ」と説明した。

業界では米の行動主義ファンド・エリオットの攻勢が継続しており、現代自動車が会社の中長期ビジョンを提示し、株主から信頼を得ようとする措置と解釈している。前日、チョン首席副会長を事実上グループの経営に責任を負えるように現代自動車と現代モービス代表取締役に選任して、株主還元政策を拡大することにしたことも、現代自動車の積極的な反撃であるわけだ。

業界関係者は「現代自動車が9兆ウォン以上の現金性資産を保有していながら、株主還元と未来に向けた投資に躊躇しているというエリオットなど一部の主張を反駁するためのものとみられる」、「過度なエリオットの要求に積極的に対応するという意味に読める」と話した。

現代自動車の中長期経営戦略や財務戦略
投資

  • 新車など商品競争力の確保,20.3兆ウォン
  • 施設装備の改善など10.3兆ウォン
  • 車両共有などスマートモビリティ6.4兆ウォン
  • 車両電動化3.3兆ウォン
  • 自律走行など2.5兆ウォン
  • 先行開発2.5兆ウォン

株価価値および収益性の向上

  • シェア拡大-原価構造改善で営業利益率7%を達成
  • 株主への還元向上を通じて自己資本利益率9%を提示
  • フリーキャッシュフロー30~50%配当

持続可能成長

  • 必須流動性14兆-15兆ウォン確保

ソウル経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=011&aid=0003512723


まず、記事に登場しているチョン・ウィソン氏(下の写真)ですが、現代自動車グループの新しいTOPになる人です。父親の鄭夢九(チョン・モング)氏が80歳のご高齢なので、完全に世代交代することになりました。

この記事では、様々な投資や敵対的なファンド(エリオット)への対策としての配当などを紹介しています。エリオットは、現代自動車とその子会社現代モービスに合計8兆ウォンの配当を要求しています。これは両社の利益合計の3倍以上で相当無茶な要求をしているのですが、エリオットは現代自動車・現代モービスの株式で数千億ウォンの損失を出しており、補填をしたくて要求しているようです。

いろいろと将来のことを語ったところで労働組合が利益を貪るのでこんな利益を達成できるのかが甚だ疑問ではありますが、せっかく計画したのですから、実現できると良いですね。

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