投資家、韓国政府海外資産差押え手続着手

ISD勝訴したイランダヤニ家、韓国政府海外資産の仮差押え試み

政府”取消訴訟に集中”

韓国政府を相手に提起した’投資者-国家間訴訟(ISD)’で勝訴したイランのダヤニがオランダに進出した韓国企業の現地法人を相手取り仮差押えの手続きに着手した。19日、金融委員会によると、オランダのロッテルダム地方裁判所はダヤニが提起した資産の仮差押え請求を受け入れたことが確認された。資産仮差押えの対象はオランダにある韓国企業であり、ロッテルダム地方裁判所は最近、これらの企業に仮差押の手続きを案内する通知文を送った。金融委関係者は「サムスン、LGなど該当企業の現地法人が韓国政府に借金があるなら、この借金を代わりにもらっていくという意味」と説明した。

しかし、ダヤニのこのような措置は実効性がないという。金融委は「該当企業が韓国政府に借金がないことが確認された」、「借金がないので事実上ダヤニが差押えられる財産がない」と話した。ダヤニがこのような事実を知りながらも、あえて仮差押えを申請した理由は韓国企業を苦しめて韓国政府を圧迫するためだというのが韓国政府側の判断だ。

政府はダヤニが側の仮差押手続き進行に随時対応するよりは、現在進行中であるISD仲裁判定の取消訴訟に集中するという方針だ。金融委関係者は「仲裁判定に対する取消訴訟で、韓国政府が勝てばダヤニ家にお金を支払わなくても良い」と強調した。ダヤニ家は2015年9月14日、韓国政府を相手に契約金などの引渡(利子含めて935億ウォン相当)を請求する国際仲裁(ISD)を提起した。2010年シンガポール法人であるD&Aを通じて資産管理公社(キャムコ)、ウリ銀行など債権団が保有していた大宇エレクトロニクス持ち分の買収を進める過程で韓国政府が一方的に買収契約を解除し、契約金を没収したことで、損害を被ったという主張だ。

仲裁裁判部は昨年6月、資産管理公社が韓国政府の国家機関として認定されるという点などを理由に、大韓民国政府が請求金額935億ウォンのうち約730億ウォンをダヤニ側に支払えという決定を下した。

このような決定について韓国政府は直ちに取り消し訴訟を提起した。

毎日経済
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=009&aid=0004307186


事件の概要がいまいち理解できないので、調べてみました。

  1. D&Aと債権団が5778億ウォン(577億円)で、大宇エレクトロニクスの株式を売却契約締結
  2. D&A側、契約金(手付金)として578億ウォンを債権団に支払う
  3. あとは残金を支払うだけという段階で、D&Aが契約額の引き下げを要求
  4. 払込期限経過で、債権団が契約解除通知(契約金返還せず)
  5. 韓国でD&Aが債権団を相手取り株式売却禁止の仮処分申請を裁判所に提起も棄却
  6. D&AがISD訴訟を提起
  7. D&A勝訴

という流れのようです。手付金を返せば終わりのような気がするのですが…。こういうお金は没収されるのが基本なのでしょうか???

ダヤニ以外に、エリオット、ローンスターともISDを行なっているようで、まだ判決が出ていないようです。
参考 エリオット、韓国政府を相手に6億7000万ドルのISD訴訟現実化中央日報

ダヤニの場合は資産管理公社、エリオットの場合は国民年金を国の機関して訴訟をしていますが、現在、国民年金(文在寅政権)は、大韓航空以外にも2社に口出ししており、ダヤニやエリオットのように、後から問題にならないとも限らないことからして、韓国政府は国民年金経由で経済界に余計なことをしない方が良いと思うのです。
韓国国民年金、韓進KALの経営参加へ議決権行使

 

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