韓国、個人事業者向け融資が激増!!

1つの記事で話題に対する全体像が見える記事がなかったので、家計負債に関係する記事を3本ご紹介いたします。まずは、個人事業者向け融資がメインの記事です。

金融委員長「個人事業者向け融資の急増、対応が必要」

不動産・賃貸業偏重深化も警告…家計負債の増加率は下方安定化評価

チェ・ジョング金融委員長が急速に増えている個人事業者向けの融資について警告した。また、不動産・賃貸業偏重の深化についても指摘した。

チェ委員長は25日午後、金融委で開かれた家計負債管理点検会議の冒頭発言で「以前は10%を超えていた家計負債の増加率が2017年8%台に下がり、2018年にはさらに低くなって下方安定化の基調が定着した様子だ」としながらも、「個人事業者向けの融資が著しく速いスピードで増加している」と注意を喚起した。

チェ委員長は「業圏別では、相互金融と貯蓄銀行を中心に個人事業者融資額が急激に増えている。業種別では、不動産と賃貸業の偏重が深刻化している。」と説明した。(注:相互金融・貯蓄銀行:金利の高い金融機関第2金融圏と呼ばれています)

彼は「政府、監督機関、金融会社は緊張感を持って対応していく必要がある。」と強調した。

個人事業者向けの融資を業圏別に見ると、相互金融が2018年9月末ベースで前年同期比38.0%も増えた貯蓄銀行も同期間37.6%の急速な増加速度を見せた。銀行圏増加率は9.6%だった。

全体の融資額における不動産・賃貸業の融資額が占める割合は、2015年の33%から2018年9月末では40%に達する。同じ期間の製造業と小売、卸売りへの貸出額の割合は、それぞれ19%から15%、16%から14%に減少したのと対照的だ。

家計負債の増加率は2018年3四半期末は前年同月比6.7%で、長期傾向値(8.2%)より低くなった。2015年10.9%、2016年11.6%など、過去10%を超えていた年間基準の家計負債の増加率は2017年8.1%と8%台に落ちた後、下方安定化している様子だ

チェ委員長は「家計負債の質的改善、家計の返済能力などを考慮した際、家計負債が、ただちに市場の危険をもたらす可能性は低い」、「ただ、脆弱借主の場合、市場金利の上昇による返済の負担の増加という危険要因もある」と警戒を緩めなかった。

news1
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=421&aid=0003805905


韓国の家計負債が日本のネットで話題になることが多く、家計負債150億円(1500兆ウォン)を超えた!とネタになったりしますが…韓国における個人の負債は、

個人の負債=①家計負債(家計への融資) + ②個人事業者向け融資

であり、1500兆ウォンと言われているのは、①の部分だけです。

この記事は、
①家計負債については、2017年/2018年と増加率が減少傾向
②個人事業向け融資については、第2金融圏での借入が増大
という2点がポイントになります。

まず、過去の家計負債の増加率推移のデータを集めましたのでご覧ください。

上記期間の大統領は以下の通りです。

  • 2008年2月まで 盧武鉉
  • 2013年2月まで 李明博
  • 2016年12月まで 朴槿恵
  • 2017年5月まで 黄教安
  • 2017年5月から 文在寅

意味があるかと思ったのですが、政権前半は増加率を抑えようとしているのかな?程度しか私のレベルでは傾向はわかりませんでした。

家計負債の増加率が減少傾向にあるのは、金融機関が融資条件を厳しくしたからですが、昨年9月13日に融資条件をより厳しくしました。こちらについての記事もあり別途ご紹介いたします。
家計負債についてはこちらのリンクをご覧ください。
韓国家計負債

次に、個人事業者向け融資ですが、統計資料を見つけることができず過去のニュースから最新の負債総額を取得しました。
最も直近で確認できたのが、2018年7月末現在の負債残高が304.6兆ウォン(約30兆円)というものです。
借主は、この個人事業者向け融資を生活費に充てているようなニュースをたびたび見かけるので、これはほぼ家計負債と言って良いのではないかと思います。したがって、家計負債は事実上1500兆KRWではなく1800兆KRWではないかでしょうか?

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