韓国造船業界、もう不況は終わった

造船業界、年明けから受注ラッシュ…’苦難の行軍’終了

  • 現代尾浦・大宇造船海洋受注ラッシュ
  • MRタンカー4隻・LNG設備1隻の他、大規模な仕事の追加受注確実視
  • サムスン重も今年の目標15億ドル高める

不況の沼に陥っていた造船業界が年明けから続く仕事の受注を通じて、’苦難の行軍’に終止符を打とうとしている。

現代尾浦造船と大宇造船海洋などは今年の開始と同時に大規模な仕事を確保し、造船業復活の狼煙を上げた。既に受注目標を15%以上高くした現代重工業グループに続き、今年の受注目標を発表したサムスン重工業は、昨年の実績である63億ドルより15億ドル増加した数値を目標に設定した。

シェル大規模発注、現代尾浦受注予想

14日、関連業界によると、現代尾浦造船は、ギリシャの船主エバンジェロス・ピスティオリス(Evangelos Pistiolis)リースの所有の海運会社であるセントラル・シッピンググループから中型タンカー(MRタンカー)4隻を受注した。正確な契約価格は明かされてないが、1隻当たり3800万ドル程度と推定される。

それだけではない。造船・海運専門メディアのトレードウィンズによると、グローバル石油メジャーのシェルは’プロジェクトソーラー’を通じて現代尾浦造船に大規模なタンカーを発注する計画だ。シェルは、プロジェクトソーラーを通じて最大30隻の船舶を発注するという。シェルが発注する船舶は3万5000t級の石油化学製品運搬船16隻、国際海事機関(IMO)タイプ2(有害物質運送船舶に流出防止予防措置が必要な船舶)5万tクラスの中型タンカー8隻、5万tクラスの中型タンカー6隻だ。

ある造船業界関係者は「現代尾浦造船は、2012年にシェルが発注した中型タンカー50隻を全てを受注した」、「今回の大規模発注も国内造船業界が有利な位置を占めるだろう」と話した。実際に中国金融会社ICBCとイーシップス(Eships)がシェルから受注して造船所に発注する形式だ。ICBCが自国の造船会社のニュータイムスシップビル(New Times Shipbuilding)に10隻以上のIMOタイプ2 MRタンカーを、イーシップスが6隻の25K級の化学物質運搬船を現代尾浦造船に発注する見通しだ。

大宇造船、インドネシア・潜水艦3隻契約間近

大宇造船海洋も順風に帆をつけた。大宇造船はギリシャ最大の海運会社のアンジェルリコシス(Angelicoussis Shipping)グループから浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(LNG-FSRU)1隻を受注した。契約規模は2億1500万ドルだ。これに加えて、今月中に10億ドル規模でインドネシア海軍潜水艦3隻(1400t級)を受注する見通しだ。

大宇造船は昨年11月、インドネシア国営造船所PT PAL造船所と今回の契約に向けたコンソーシアム構成の協約を締結していた。さらに、2011年インドネシアと同一の潜水艦建造契約を締結し、優れた技術力を見せた点も、今回の契約の可能性を高いと見える理由だ。大宇造船側も契約実現可能性を高いとみている。もし、潜水艦建造契約が確定すれば、先立って、受注したLNG-FSRU1隻を含む計4隻だけで、大宇造船海洋は昨年受注目標額73億ドルの16.6%を満たすことになる。

造船各社受注目標を上方修正

新年に入って、造船業界に受注が殺到し、造船会社の受注目標値も上方修正されている。

現代重工業グループは造船メーカー(現代重工業、現代尾浦造船、現代三湖重工業)の受注目標として前年比15.4%高い117億ドルを提示した。特に、尾浦造船は、昨年24億5000万ドルの受注と目標額(30億ドル)に届かなかったが、今年は35億3000万ドルに上げた。サムスン重工業の今年の受注目標は78億ドルで昨年63億ドルより15億ドル多い。大宇造船海洋も今年の受注目標を昨年より約10%増やした80億ドル前後と決定した。

ファイナンシャルニュース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&mid=shm&sid1=101&sid2=261&oid=014&aid=0004160292


2015年あたりからどこも経営が厳しいという話が聞こえてきたはずなので、目標受注額を達成することでリストラ効果もあり、各社黒字にはなると思いますが、経営が安定するかどうかは別の話。

なぜなら、現代重工業は労働組合の問題(現代自動車と同じくとんでもない労働組合)、大宇造船海洋は国からの支援を受けているのでその対応と労働組合(国からの支援で生きているのに給料アップを要求など)、サムスン重工業は、原油価格が安いので得意分野の受注が厳しい。

受注の問題としては、大宇造船海洋は、受注額を激安にして受注しているので、日本やEUから問題視されています。それと同じくらい、労働組合との付き合いの方が大変という…

大宇造船海洋の場合、国の国策銀行である韓国産業銀行が大株主であることもあり、経営危機を脱したら、株式の売却を通じて会社の大株主が変わるという問題もあります。現代重工業やサムスン重工業が買収する余裕があれば良いのですが、ない場合は中国企業が買収することも0とは言えません。

このようなこともあり、今後も韓国の造船業界は注目すべき業界と言えます。

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