ディスプレイ業況不振で… LGディスプレイ工場竣工できず

  • 10.5世代OLED生産直行。広州工場稼動状況も不確定要因

LGディスプレーP10工場の竣工が先送りされた。LGディスプレーは坡州(パジュ)にP10工場設立計画を明らかにし、今年中の竣工が目標だと明らかにしていたが、P10工場で液晶表示装置(LCD)生産を経ず、有機発光ダイオード(OLED)パネルを生産することにしたため、年内完成は不可能になった。LGディスプレーはTV市場の大型化傾向に合わせて投資速度を調整する見通しだ。

27日、業界によるとLGディスプレーはP10の外観工事を終えたが、竣工認可申請を先送りすることにした。LGディスプレーは2018年の竣工を目標に9兆ウォンを投入して、国内OLED生産の中心的役割を果たすP10を建設すると発表したことがある。LGディスプレー坡州事業場周辺で不動産業をしているある関係者は「表向きは工事が終わったようだが、人がたくさん行き来していないようだ」とした。

P10竣工日程が当初計画より先送りにされた根本的な原因はLCD産業の停滞にある。当初、LGディスプレーはP10でLCDパネルを生産した後、OLED生産に転換することにしていた。しかし、今年7月LCD投資を経ずに直接10.5世代OLEDパネルを生産することにした。中国メーカーの物量攻勢で供給過多状況にあるLCD市場を考慮した場合、LCDの生産量を増やしてもくたびれ儲けだという計算からだ

これと関連してキム・サンドンLGディスプレー最高財務責任者(CFO)副社長は、第2四半期業績発表後のコンファレンスコールで「LCD販売価格は従来予想販売価格に比べて急激に下落している」、「以前のサイクルなら6ヵ月ほど持続するが、状況に対する変化が大きいため、過去のパターンをすべて反映させず、保守的な立場で市場をみようと思う」と分析していた。

LGディスプレーが当初の計画を変更し、すぐ10.5世代OLED生産に直行するには、当初の計画より時間的余裕が必要だ。LGディスプレーは現在8.5世代OLEDパネルを生産している。10.5世代OLEDパネルは事実上世界唯一のOLEDパネル製造会社であるLGディスプレーも実施したことがない未知の世界である。したがって、関連技術と装備から新しく準備しなければならない。

さらに、 LGディスプレーは8.5世代OLEDパネルの生産を担う広州工場もまだ稼動準備中にある。広州工場の稼動は、来年下半期から行われる。LGディスプレーが広州工場と共にP10工場投資まで行うには相当な無理がある。業界関係者は「LGディスプレーは、広州工場でOLED生産を通じて稼いだお金をP10投資に注ぐ可能性が高い」と分析した。

LGディスプレーの関係者は「一部の工事が終了した部分は竣工の許認可を受けており、残りの部分についても工事が終了した時点で許認可を受ける計画」と話した。

ファイナンシャルニュース
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=014&aid=0004150938

LGディスプレイの売上の大部分を占めるのがLCD販売(80%)で、OLED販売は10%程度とされています。収益を上げている主力製品の市場環境が中国企業の攻勢で急速に悪化したためか、LGディスプレイは2018年度は赤字決算を予想されています。

ご紹介した記事もLCDの生産をして中国勢とガチンコ勝負をするよりも、独占的な地位になるであろうOLED生産に大きくシフトさせた方が良いという判断で、工場の稼働をSTOPさせている内容となります。

 

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